中国国立劉海粟美術館 姉妹提携特別記念展―中国人の魂-玉器の名品/併設特集 かわいい生き物たち

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会 期
20140703日 -  20140930
開催時間
9時00分 - 17時00分
入館は16:30まで
休み
会期中 休館日なし
この情報のお問合せ
岡田美術館
TEL 0460-87-3931
情報提供者/投稿者
開催場所
岡田美術館
住所
〒250-0406 神奈川県
足柄下郡箱根町小涌谷493-1
最寄り駅
小涌谷
電話番号
0460-87-3931

詳細

展覧会内容

 岡田美術館では、7月3日(木)~9月30日(火)の間、中国国立劉海粟美術館 姉妹提携特別記念展「―中国人の魂―玉器の名品/併設特集 かわいい生き物たち」を開催いたします。本展では、今年6月16日に国立劉海粟美術館(上海)と岡田美術館との間で結ばれた姉妹提携を記念し、当館の新収品であり、中国とも縁の深い玉器の名品を初公開いたします。 

【―中国人の魂―玉器の名品】
中国では古来、温潤な色合いの美しい石を「玉」と称し、豊かな精気に満ちた聖なるものとして尊んできました。硬い素材を彫刻し磨きあげる「玉器」の歴史は、およそ8000年にわたり、君子の美徳の象徴、祭器、美術工芸品として、中国文化の中で重要な位置を占めています。今回、ご紹介する2点の玉器は、緑と褐色の色変わりを生かし花や虫を繊細優雅に彫刻した「翡翠」の器と、やわらかな光沢の「白玉」の器です。天然と人為とが織りなす玉器の美をご堪能ください。

[主な作品展示]
①「白玉双耳八花形洗」清時代 19世紀
八弁の花形に成形された「洗」(せん)と呼ばれる器で、霊芝形の耳にかけられた環も含めて、温潤な輝きをもつ一つの白玉(はくぎょく)から彫り出されています。内底にはイネ科の植物が浮き彫りで表されています。その穂は玉の白い斑点を生かして彫刻され、奥行きを感じさせます。外周には仏教に由来する八吉祥文のモチーフが窓枠の中に表されています。
②「翡翠蝉菊文桃形盤」清時代 19世紀
透けるほどに薄く作られた白い桃形の盤です。素材の持つ色彩を生かし、緑色の部分からは二匹の向き合う蝉を、褐色の部分からは同じく二匹の向かい合う小さな虫と菊花を繊細に彫り出しています。清時代18世紀後半以降、華やかな輝きのある翡翠は、白玉などの落ち着いた美しさの玉器にかわり、中国の人々に重視されるようになりました。
③野々村仁清「銹絵雁香合」江戸時代 
④「白磁鉄砂鳥文壺」朝鮮時代
⑤「青花釉裏紅水花魚文盤」清時代
※すべて岡田美術館所蔵作品

【併設特集 かわいい生き物たち】
かわいらしい犬や猿、堂々とした虎や馬、すいすい泳ぐ水辺の鳥や魚…。生き生きと動きまわる動物や鳥・魚・虫たちが、古今の美術のなかにその姿を留めています。夏休みを迎える季節の本特集では、日本・中国・韓国の やきものや絵画にあらわれた愛すべき生きものたちを集めて展示します。動きのなかの一瞬や、愛らしい表情、 鳴き声が響くかのような生動感ある形など、かわいくも魅力的な生きものの姿をお楽しみいただきたいと思います。

関連イベント

◆講演会
「清朝玉器とかわいい生き物たちの美術」 講師:小林 忠(岡田美術館 館長)
日時:2014年8月3日(日) 午後1時~午後2時30分
開場:5階ホール 参加費:無料(要入館料) 定員:先着80名
お申し込み方法:電話にてお名前・お申込み人数・ご連絡先をお知らせください。
定員に達し次第、応募を締め切らせていただきます。

◆館長によるギャラリートーク
2014年7月16日(水)、8月6日(水)、9月10日(水)

◆学芸員によるギャラリートーク
2014年7月18日~9月19日の毎週金曜日

【その他ニュース】
飲食施設「開化亭」がオープンいたしました。     
昭和初期の日本家屋を改装した風流なカフェ「開化亭」は、明治半ば、この地にあった外国人向けホテルにちなんで名づけられました。趣ある古いガラス戸の向こうには、鯉の回遊する池と緑の木立が広がっています。時が止まったかのような静寂のなか、池に落ちる滝の音に耳を傾けながら、ゆったりとおくつろぎいただけます。

主催・協賛・後援

主催 岡田美術館

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