開催時間 |
12時00分 - 20時00分
スタッフ在廊:12:00から19:00 |
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この情報のお問合せ |
03-6802-8122
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-0014 東京都
台東区北上野2-30-2 |
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最寄り駅 | 入谷 |
電話番号 | 03-6802-8122 |
その先のキレイ
太陽も、月も、人工灯も、全てを受け入れて輝いてほしい
熱をおびた強い光には、おだやかなレシピを
消え入りそうな ともし火には、幻想的な物語を語ってほしい
寄り添うように向き合う時、思わず深呼吸したくなるような
そんな清らかな空気と時間を創ってほしい
清らかな空気は、その先のキレイへと 溶け込んでいく
和田 やよい
美術家 和田やよいは長年工業デザイナーとして様々な企業の製品開発プロジェクトに携わりました。さらなる機能や利便を追求する新たな製品に豊かさを演出するために、デザインとしての「美しさ」を付加する作業に長年力を注義ました。和田のこの経験が、デザイナーから「その先のキレイ」をコンセプトに美しさを追求する美術家へと転身し一つのきっかけです。
タイトル全てが「その先のキレイ」である和田の作品。和田にとってのキレイとは、光に誘惑された素材が醸し出す潔い空気と透き通った世界。光は単に明るさを感じさせる電磁波の一種ではなく、和田にとっては様々なイメージと幻想的な不思議を演出する無限に広がるファンタジーです。心と体が、光を受けた作品と一体であると感じる時、素材が織りなす不思議なキレイが、その先の向こうに流れ、また時間が加えることで、清らかな空気がその先に溶け込んでいくような感覚。それこそが制約の中で贅肉を削ぎ落とし、決められた数値の中に存在する清潔さであり、和田にとっての「キレイ」だと語ります。デザイナーを経験したからこそ追求できた和田やよいの「キレイ」。環境の多様化からキレイなものが溢れる時代だからこそ、改めて和田の「キレイ」を目にする事で、「キレイ」の根本と役割を再確認することができるのではないでしょうか
今展覧会ではご来場くださる皆様にも、是非和田やよいが追求する「その先のキレイ」を感じていただければと思っております。
和田 やよい
女子美術大学 日本大学大学院
1972年 (株)精工舎 デザイン課入社 SEIKOブランド商品デザイン
1981年 (株)富士通ゼネラル デザイン部入社 家電商品デザイン及び商品開発
大阪デザインセンター選定・グッドデザイン選定
1993年〜 スタジオプラネット設立 /
サムスン電子、SONY、富士通、メルシャ ン他、デザイン・商品開発
1999年〜2009年 横浜市経済局工業技術支援センターアドバイザー
2016年 第14回 KAJIMA彫刻コンクール 奨励賞
教育・共同研究発表
1995年〜2015年 女子美術大学 デザイン・工芸学科講師
2000年 ユニバーサルデザイン国際会議出席
アメリカロードアイランド州プロビデンス
2001年 日本色彩学会「高齢社会におけるUDその役割」発表
2002年 「IZYTEX/日本におけるユニバーサルファッションについて」発表
フィンランド
2005年 韓国ソウル日韓国際交流ユニバーサルファッションセミナー講師
韓国ソウル江南地区繊維センター
2006年〜2008年 日本顔学会「コミュニケーションにおける顔の表情の役割について」 発表
執 筆
2002年 「ユニバーサルファッション宣言」中央公論新社(共著)
2012年 「オヤノタメ商品・ヒットの法則」集英社(共著)
株式会社 西武プロパティーズ