生誕60周年記念 くまのパディントン™展

ペギー・フォートナム画 「パディントン」シリーズの挿絵(複製) Illustrated by Peggy Fortnum  © Paddington and Company Ltd 2018
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    会 期
    20180428日 -  20180625
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    毎週金・土は21時00分まで。 入館は各閉館の30分前まで
    休み
    5月8日(火)・ 6月5日(火)
    入場料
    有料
    一般:1,400円(1,200円)/大学・高校生900円(700円)/中学・小学生600円(400円)/親子券1,500円(1,300円)
    ※※消費税込、( )内は前売/親子券を除く20名様以上の団体料金 ※親子券は《一般1名+中学・小学生1名》のセット券です
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    Bunkamura ザ・ミュージアム
    住所
    〒150-8507 東京都
    渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
    最寄り駅
    渋谷
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    イギリスを代表する児童文学「パディントン」シリーズは、1958年、作者マイケル・ボンド氏によって誕生しました。その後、40以上の言語に翻 訳・出版されるとともに、絵本・アニメ・映画やぬいぐるみなどで広く展開 され、世界中で愛され続けています。
    物語の主人公は南米ペルーからひとりでイギリスにやってきた子グマ。ロン ドンのパディントン駅でブラウン夫妻に出会い、パディントンと名付けられ家族として迎えられました。この子グマがさまざまな騒動を巻き起こしなが ら街の人気者になっていく物語には、原作者ボンド氏の優しいまなざしが溢 れ、また平和への願いも込められています。

    「パディントン」シリーズ誕生60周年記念、また2017年6月に91歳で逝去されたボンド氏の追悼の意も込められた本展は、児童書シリーズの挿絵でお馴染みのペギー・フォートナムをはじめ各作家による絵本や漫画の原画、 世界中で出版された書籍、さらには生みの親であるボンド氏の貴重な仕事道具やインタビュー映像などを通して、世代や性別、国を超えて親しまれるパ ディントンの世界をご紹介します。

    誕生秘話とあらすじ
    1956年のクリスマス・イヴ、マイケル・ボンド氏は妻のブレンダへのクリスマス・プレゼントとして小さなクマのぬいぐるみを買いました。ロンドンのお店の棚に残された姿を見て可哀想に思ったのです。当時パディントン駅の近くに住んでいたことからそのぬいぐるみを“パディントン”と名づけました。そして、このぬいぐるみのお話をいくつか書きました。出版を考えていたのではなく、ちょっとした楽しみとして書き始めたのが、10日間であっという間に1冊の本が出来上がってしまったのです。

    パディントンはイギリスのロンドンに住んでいますが、もとは“暗黒の地”ペルー出身です。生後数週間後に起きた地震で孤児となってから、ルーシーおばさんと一緒に暮らしていました。ペルーのリマにある老グマホームに入居することになったルーシーおばさんは、パディントンをイギリスに移住させることに決めました。彼女はパディントンが不自由なく過ごせるように英語を教え、その後イギリス行きの船の救命ボートに忍び込ませました。長旅を終え、パディントンはついにロンドンのパディントン駅にたどり着きました。ここからすべての物語が始まります。
    ブラウン夫妻との最初の出会いは、パディントン駅のプラットホームでした。娘のジュディを迎えにパディントン駅へ来ていたブラウン夫妻は遺失物取扱所の郵便袋の陰で、スーツケースにポツンと座っているクマに気づきました。そのクマは帽子だけかぶり、「どうぞこのくまのめんどうをみてやってください。おたのみします。」と書かれた札を首から下げていました。
    この簡単なお願いを断る理由もないブラウン夫妻は、ジョナサンとジュディの二人の子供と家政婦のバードさんと一緒に住むウインザー・ガーデン32番地にある自宅へそのクマを連れて帰りました。ブラウン夫妻は、出会った場所にちなんで新しい家族の一員を“パディントン”と名づけました。

    【展示構成】

    第1章 パディントンの物語
    “どうぞこのくまのめんどうをみてやってください。おたのみします。―ブラウン夫妻が初めてパディントンに会ったのは、駅のプラットホームでした。それだからこそ、パディントンなどという、クマにしては珍しい名前がついたのです。つまり、パディントンというのが、その駅の名でした。”物語はここから始まります。第1章では、児童文学「パディントン」シリーズの挿絵でお馴染みのペギー・フォートナムが描いた挿絵原画と複製画によって、10巻にわたるパディントンの物語をたどりながら、パディントンやブラウン一家、物語に登場するイギリスの生活文化やロンドンの名所などを紹介します。

    第2章 パディントン誕生秘話
    パディントンの生みの親、マイケル・ボンド氏(1926-2017)が語るパディントン誕生秘話の映像や、仕事道具、手紙類など貴重な私物を展示します。パディントン執筆のために欠かせなかったという年季の入ったオックスフォード辞書など、制作背景がうかがえる資料をご覧ください。

    第3章 世界のパディントン
    児童文学「パディントン」シリーズは1958 年の出版以後、瞬く間に人気小説となり次々と新しい話が誕生しました。そして、1972 年からは子ども向けの絵本も出版されました。最初の絵本を担当したのはフレッド・バンベリーで、その後時代と共にいろいろなアーティストによって新たなパディントンが生み出されました。第3章では、フレッド・バンベリーをはじめ、デイビッド・マッキー、R.W.アリー、ジョン・ロバンによる原画と、世界中で出版された書籍の数々、そして日本とパディントンの深いつながりを紹介します。

    第4章 パディントン大活躍
    アイバー・ウッドは絵本や商品デザインだけでなく、パディントンの4コマ漫画も手がけていました。本章ではイギリスの新聞「ロンドン・イブニング・ニュース」に掲載されたチャーミングな漫画の原画と、アニメーション映像やパペットアニメの小道具、各国で製作されたぬいぐるみや雑貨を展示し、さまざまなパディントンの表情を探ります。

    第5章 おわりに
    2017年6月に逝去されたマイケル・ボンド氏のインタビュー映像(2016年12月撮影)で、改めてパディントンの世界を振り返ります。作者のメッセージに込められた思いとは?

    [ 監修]松岡享子(東京子ども図書館名誉理事長)
    ※福音館書店「パディントン」シリーズの翻訳者

    [学術協力】三宅興子(梅花女子大学 名誉教授)河野芳英(大東文化大学 教授)

    関連イベント

    【巡回展情報】
     2018年2月8日(木)~3月4日(日)美術館「えき」KYOTO(京都)
     2018年3月10日(土)~4月15日(日)福岡アジア美術館(福岡)
     2018年7月6日(金)~8月26日(日)奥田元宋・小由女美術館(広島県三次市)

    主催・協賛・後援

    主催:Bunkamura、フジテレビジョン、毎日新聞社
    協賛:ニューカラー写真印刷
    後援:ブリティッシュ・カウンシル
    協力:コピーライツアジア、東京子ども図書館、福音館書店、 理論社、WAVE出版、日本航空

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