開催時間 |
9時30分 - 17時30分
金・土曜日は20時00分まで ※入館は閉館の30分前まで |
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休み |
月曜日、7月18日(火) 〔ただし、7月17日(月)、8月14日(月)、9月18日(月)は開館〕
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入場料 |
有料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ※心身に障がいのある方とその付き添い者1名は無料(入館の際に障がい者手帳をご提示ください) |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
03-5777-8600(ハローダイヤル)
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-0007 東京都
台東区上野公園7-7 |
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最寄り駅 | 上野 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)は、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。
自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたアルチンボルドは、歴史上でもひときわ異彩を放つ、宮廷の演出家でした。そんな「アルチンボルド」の名は何よりも、果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く記憶されています。奇想と知、驚異と論理とが分かちがたく交錯するそれらの絵画は、暗号のようにして豊かな絵解きを誘い、20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えました。
本展は、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩約10点のほか、素描などおよそ100点により、この画家のイメージ世界の生成の秘密に迫り、同時代の文脈の中に彼の芸術を位置づけ直す試みです。日本で初めて、アルチンボルドのユーモアある知略の芸術を本格的にご紹介するこの機会を、どうかご期待ください。
1 奇才の宮廷画家アルチンボルド
日本で初めての本格的な展覧会!油彩作品数が少なく、借用が大変困難なアルチンボルドの油彩約10点が集結。果物や野菜、魚や書物などで構成されたユニークな肖像画を中心に、その画業を本格的に紹介します。
2 代表作《春》《夏》《秋》《冬》 奇跡の集結!
ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝のために最初のヴァージョンが制作された連作『四季』。本展では《春》《夏》《秋》《冬》を日本で初めて一堂に公開します。時の皇帝を喜ばせ、20世紀の芸術家ダリをも驚かせた奇想天外な作品をお楽しみください。
3 ハプスブルク宮廷のアートディレクターとしての多彩な活動を紹介
アルチンボルドは画業のかたわら、宮廷の祝祭行事の企画演出で才能を発揮しました。ルドルフ2世が催した騎馬試合のためにアルチンボルドが描いた数々の素描からは、画家の優れた発想力と素描家としての側面がうかがえます。
4 ダ・ヴィンチ派の素描など、アルチンボルドを生んだ芸術的背景を読み解く
アルチンボルド芸術の源泉となったダ・ヴィンチ派のグロテスクな頭部を描いた素描のほか、ハプスブルク家の皇帝が優れた鑑識眼によって蒐集あるいは注文した同時代の美術工芸品も出品。アルチンボルド芸術の成り立ちを明らかにします。
主催:国立西洋美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、ブレンボ
協力:アリタリア - イタリア航空、全日本空輸、西洋美術振興財団