松下和暉 Intoxication view

When I said that, when I shit data, 2024, pen, whiteout, eraser, color pencil, marker on paper, 21×17cm, (detail)

When I said that, when I shit data, 2024, pen, whiteout, eraser, color pencil, marker on paper, 21×17cm, (detail)

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会 期
20240629日 -  20240728
開催時間
12時00分 - 18時00分
日曜12時00分~17時00分
休み
月曜日,火曜日,祝日
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
KAYOKOYUKI
情報提供者/投稿者
開催場所
KAYOKOYUKI
住所
〒170-0003 東京都
豊島区駒込 2-14-2
最寄り駅
駒込
電話番号
03-6873-6306

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

この度、KAYOKOYUKIでは、松下和暉の2回目となる個展「Intoxication view」を開催いたします。

 松下は、テキストあるいは詩の中にある物理的な側面に注目し、それをさらに検証するための媒体として絵画があると捉えています。彼は作品制作の中で言葉やフレーズを集め、文字を並べ替えてアナグラムを作り出します。彼のキャンバスはこれらの言葉の延長として機能し、色、形、間隔、ストロークを通して言葉の再定義が抽象的に表現されます。キャンバス上のモチーフが言葉そのものであるかのように、白いスペースは言葉の間の沈黙として響き、詩の本質を呼び起こします。この両者の間接的な対話、つまり彼の私的なノートと広大なキャンバス、あるいはタイトルとモチーフにおける親密な相互作用は、言語と視覚芸術の間に雄弁な緊張感をもたらし、作品の中でユニークに交錯します。

 本展のタイトルである “Intoxication view” とは、 “Installation view” を下敷きに、松下が創り出したフレーズです。彼にとって、 “Intoxication” (酔い)と “Installation” に共通する興味深い点は、今、自分自身が見ている現実を、どんな光景であれ信じているということ、またそうした信念がいつから始まったのか、明確に思い出すことができないというところにあります。言葉のインパクトは知覚をコントロールし、人を酔わせ、私たちをより大きなものの支配下に置こうとします。彼のタイトルに見られる自己言及的な言葉遊びは、言葉が持つ強力で限定的な意味から自身を解放し、事実を客観的に捉え直す方法でもあります。彼はこれらの微妙なニュアンスをキャンバスに描き出すことで、わずかな誤解の可能性を探り、私たちを新鮮でユーモアのある再定義へと導きます。

関連イベント

オープニングレセプション:6.29(土)17:00-19:00

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