開催時間 |
11時00分 - 18時00分
金曜日 15:00~20:00 |
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休み |
日曜日,月曜日,火曜日,水曜日,木曜日
火・水・木曜日はアポイントメントのみ 金曜は20時00分まで |
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
ZEIT-FOTO Kunitachi
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒186-0004 東京都
国立市中2-22-33 |
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最寄り駅 | 国立 |
電話番号 | 042-505-8838 |
この度、ZEIT-FOTO kunitachiでは、屋代敏博の個展「テックやしろ、参上! 屋代敏博 回帰」展を開催いたします。
1996年に写真によるシリーズ〈銭湯 SENTO〉を、2003年に〈回展回 KAI-TEN-KAI〉をツァイト・フォト・サロン(日本橋室町、京橋)で発表して以来、久しぶりに屋代敏博が「テックやしろ」として、新作を多数引き連れて戻ってきます。
それにしても、彼はどうして全身タイツ姿なのか? 屋代はこう答えます。
“〈回展回 KAI-TEN-KAI〉の最初は、全身黒いタイツを着て、写真の中で自分が影になろうと考えていました。でも、写真を撮るより、写真の中で何かになってしまえばいいんだと思ったのがはじまりです。例えば「ここに赤が欲しいな」と感じたら赤いタイツになる。写真は、カメラマンと被写体がいて、カメラマンの方が写真を作っていると思われがちだけど、世界はカメラマンの方にはない。だから向こうの世界で作品を作ったらいいんだと考えました。”
なるほど。タイツになった背景には合理的で深い理由があったのだとわかります。でも一方で、「テックやしろ」の全身タイツはその合理性を突き抜けて、むしろそのこと自体がパフォーマティブで、言ってしまえば、笑いを誘ってきます。
“ 僕は現代美術は2つの大事な要素があると思っています。まずは、同時代性。つまり、作家と鑑賞者は今を同時に生きているのだから関わり合うことができる。それから美術史を更新することです。その一方で、僕には問題だと考えていることがあります。それは今、日本の小学生で夢がないと答える子が増えているということです。その理由を考えたら、もしかしたら大人がつまらなそうにしているせいでは? と思いました。僕はアートをやっていて、作るのは楽しいし、その楽しんでいるということ自体を見せたいし、楽しい大人を作りたい。そうすることで、こどもたちが楽しめる社会が実現できると思います。 ”
だから屋代は「テックやしろ」として、人と関わり合いながら生み出す作品の方へと向かっていき、全身タイツ姿で笑われながら、アーティストと鑑賞者の垣根も壊して、交わろうとしてきました。特に今回出品される新作の〈メラメラバチコイ〉は、その強い思いが生み出した作品です。立体、そして平面と動画からなる本作は、VRを動かして生み出されています。金色の不思議な形の立体物は、屋代はこれを楽しんでいる大人に分けるためのトロフィーなのだと語ります。
ワークショップでは、いろんなものを楽器にしてしまう〈蓄音機奏者 Phonographer〉でパフォーマンスや、〈回展回LIVE!〉を開催予定で、ZEIT-FOTO kunitachiをたのしく盛り上げます。いえ、一緒に盛り上げていきましょう! ちょっと笑いが欲しい方。ぜひ、お足をお運びください。
大学を卒業し、日本橋ツァイト・フォト・サロンでの初めての個展から28年。
銭湯シリーズから始まった私の写真家としての活動は、時を経て、この度美術家テックやしろとして場を広げ、ここツァイト・フォト国立に戻って参りました。
28年前、創業者である故石原悦郎氏からの「君の作品はユーモアがあって笑っている。これからも作り続きなさい」という言葉が、写真家としての道を進む決意を確固たるものにしてくれました。
アートが先駆けとなり、時代が追随してくる。
私にとって本展覧会は原点回帰の舞台であり、出発点でもあります。
新たな視点から作り出した新作を展示致します。
会期中にはライブパフォーマンスやワークショップなど体感して頂ける機会もございます。
皆様のご来廊を心よりお待ちしております。
屋代敏博
●オープニングレセプション 3月16日(土)16:00~18:00
●「Phonographer 蓄音機奏者」 3月16日(土)14:00~
●「回転回 LIVE!」 3月30日(土)14:00~