開催時間 |
9時30分 - 17時00分
最終入場時間 16時30分 |
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休み |
3月18日(月)、3月25日(月)、4月1日(月)、4月8日(月)
水戸の梅まつり期間中(2/10~3/17)は、本展は無休 |
入場料 |
有料 一般1,210(1,100)円/満70歳以上600 (550)円/高大生1,000(870)円/小中生490(370)円 ※( )内は20名以上の団体料金 ※春休み期間を除く土曜日は高校生以下無料 ※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料 ※3月16日(土)は満70歳以上の方は無料 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
茨城県近代美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒310-0851 茨城県
水戸市千波町東久保666-1 |
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最寄り駅 | 水戸 |
電話番号 | 029-243-5111 |
花や薬草など植物を緻密に描いて記録する植物画、ボタニカル・アート。18世紀来のイギリス王室ゆかりの庭園で、世界有数の植物や菌類の研究機関でもある英国キュー王立植物園は、数世紀にわたって世界中で植物を採集し、その情報をボタニカル・アートとして記録・蓄積してきました。本展では22万点に及ぶボタニカル・アートのコレクションを誇るキュー王立植物園の協力のもと、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスといった食用の植物を描いたボタニカル・アートを紹介します。そして、ティー・セットやカトラリー、家具、18世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』(1861年刊)などの資料とともに、18~19世紀に貿易大国として世界に君臨したイギリスの歴史や食文化、生活様式をひもときます。本展は、食を彩る植物の様々な“ものがたり”をたどりながら、科学と芸術の融合であり、目のご馳走でもある「おいしいボタニカル・アート」の豊かな世界をお楽しみいただく企画展です。
見どころ
1.ボタニカル・アート―サイエンスとアート、理性と感性のケミストリー
花や植物を緻密に描くボタニカル・アート(植物画)は、薬草学や植物学の科学的研究を目的として、カメラがない時代に植物を視覚的に記録するツールとして発展しました。ボタニカル・アートは、まずは科学的な正確さが求められますが、「絵」として鑑賞に堪えうる高い芸術性を備えたものが少なくありません。優れた植物画家が精魂込めて描いたボタニカル・アートは、科学的客観性においても芸術的香気においても観る者を驚嘆させ、感動させることが可能なのです。
ボタニカル・アートというとまず花の絵が思い浮かびますが、本展では、野菜や果物、茶、コーヒー、ハーブ、スパイスなど、食用になる植物に焦点を当てて、キュー王立植物園のボタニカル・アート・コレクションから厳選した、目のご馳走ともいうべき「おいしいボタニカル・アート」を紹介いたします。
2.食と植物がものがたるイギリスの歴史と文化
紅茶が国民的飲料になる以前にイギリスで一世を風靡したコーヒー・ハウス(コーヒー)、紅茶大国イギリスの誕生と優雅なアフタヌーン・ティー文化(チャの木)、イギリスとボルドー・ワインとの関係(ブドウ)など、イギリスは食と植物にまつわる興味深いストーリーに事欠きません。古くからイギリスで愛されてきた野菜や果物から、貿易大国として世界に進出していく過程で入手した植物まで、イギリスの社会や世界の歴史を動かしてきた様々な植物のものがたりをひもときます。
3.ジョージ王朝のティー・タイム&ヴィクトリア朝の食卓の風景
ジョージ王朝時代(1714~1837)のティー・セッティングや、続くヴィクトリア朝のダイニング・テーブルの再現展示を行います。中産階級が台頭し、女性たちを中心に家庭でお茶を飲む習慣が広まった時期のティー・セッティングや、器、カトラリー、グラス等、それぞれのテーブルウエアの個性を活かした豪華なテーブル・セッティングをご覧いただきながら、産業革命を経て大英帝国として繁栄を極めていく時代の喫茶や食の風景を身近に感じていただきます。また、18 世紀頃の古いレシピやヴィクトリア朝の大ベストセラーで主婦のバイブル『ビートン夫人の家政読本』などイギリスの食に関連した資料も展示します。
講演会+植物画デモンストレーション「キュー王立植物園の植物画コレクション」
キュー王立植物園初の日本人の公認植物画家である山中麻須美氏に、世界でもっとも著名な植物園である同園とその植物画コレクションについてご紹介いただくとともに、キューにおけるご自身の仕事や様々な体験についてもお話しいただきます。あわせて、植物画制作過程のデモンストレーションを行います。
講師:山中麻須美氏(キュー王立植物園公認植物画家)
日時:2024年3月10日(日) 午後2時~午後4時
会場:地階講堂
定員:250名(要事前申込、参加無料)
紅茶ワークショップ「英国紅茶物語」
イギリスといえば紅茶。紅茶の歴史やイギリスの喫茶文化にまつわる様々なお話をうかがいながら、おいしい紅茶のいれ方について学ぶワークショップです。※紅茶・お菓子付
講師:先崎キヨ子氏(ティーエキスパート協会会長)
日時:2024年3月3日(日)午前10時30分~正午/午後2時~午後3時30分
会場:地階講座室
定員:午前午後各15名程度(要事前申込【Webのみ】)、要企画展チケット及び参加費1,500円
【申込開始日:1月20日(土)、定員に達し次第締切】
学芸員の美術講座「おいしいボタニカル・アート~植物園、プラントハンター、大英帝国~」
講師:澤渡麻里(本展担当学芸員)
日時:2024年3月16日(土)午後2時~午後3時30分
会場:地階講堂
定員:250名(事前申込不要、参加無料)
ミュージアムコンサート「イギリス音楽の愉しみ」
ヘンデル、エルガー、ビートルズなど、音楽を通してイギリスをたのしむ旅に出かけましょう。
出演:河邊佑里(ヴァイオリン)、檜山百合子(チェロ)、宮野志織(ピアノ)
日時:2024年3月15日(金)午後2時30分~ ※45分程度
会場:エントランスホール
定員:150名(要事前申込、要企画展チケット)
※イベント詳細、申込方法等につきましては当館HPをご覧いただくか、お問い合わせください。
主催:茨城県近代美術館
後援:ブリティッシュ・カウンシル/水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/NHK水戸放送局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞社水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局/LuckyFM茨城放送
協力:日本航空
特別協力:英国キュー王立植物園
企画協力:ブレーントラスト
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