田村友一郎 ATM

田村友一郎 ATM
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    会 期
    20241102日 -  20250126
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    入場は17時30分まで
    休み
    月曜日
    年末年始(2024年12月27日(金)~2025年1月3日(金))
    ただし11月4日、1月13日(月・祝)は開館、11月5日、1月14日(火)休館
    入場料
    有料
    一般900円、団体(20名以上)700円、高校生以下/70歳以上、障害者手帳などをお持ちの方と付き添いの方1名は無料
    ※学生証、年齢のわかる身分証明書が必要です
    ※一年間有効フリーパス → 「年間パス」2,000円
    → 学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第1金曜日(11月8日、12月6日、1月10日)100円
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    水戸芸術館現代美術ギャラリー
    住所
    〒310-0063 茨城県
    水戸市五軒町1-6-8
    最寄り駅
    水戸
    電話番号
    029-227-8111

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    田村友一郎は、これまで既存のイメージやオブジェクトを起点にした作品を手掛けてきました。写真、映像、インスタレーションからパフォーマンスや舞台まで、多彩なメディアを横断し、ある土地の持つ、固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで幅広い着想源をもとに、現実と虚構を交差させた多層的な物語を構築することで、既存の歴史や記憶へ新たな解釈を付与し、それらを現代へと接続する点が彼の作品の特徴といえるでしょう。
    本展では水戸芸術館英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作《ATM》を発表します。来場者は、田村がこれまで書き綴った膨大なテキストを手がかりとして生成AIが創作するショートストーリーによって、田村の作品世界へと導かれます。ナレーションや語り手を伴った物語、説話、エピソードのような形態で、ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村は、作品の出発点にはテキストの述作があると言います。新作《ATM》では、この述作という行為を生成AIに委ねることで、田村の過去作の断片を辿りながら新たな物語を紡ぎ出すことを試みます。

    [みどころ]
    ○ 田村友一郎 過去最大規模の個展
    田村友一郎は、国際芸術祭「あいち2022」、ヨコハマトリエンナーレ2020、2019アジア・アート・ビエンナーレ(台湾)、釜山ビエンナーレ2018、SeMAビエンナーレ:メディアシティ・ソウル2014、瀬戸内国際芸術祭2013など数多くの国際芸術祭へ参加し国内外で活躍する、現在最も注目を集める現代美術家のひとりです。本展は田村の7年ぶり、過去最大規模の個展となります。

    ○ 生成 AI が紡ぐ物語
    本展において田村は、水戸芸術館英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作インスタレーション《ATM》を発表します。ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村が、これまで書き綴ったテキストをもとに、自身の作品の根幹にある書きあらわすという行為を生成AIに委ね、生成AIはそれを手がかりに、新たな物語を機械的に提示することを試みます。

    ○ 田村の再構築
    新作インスタレーション《ATM》は、田村の過去作の断片群によって構成されます。本展を訪れる来場者は、生成AIによって紡ぎ出されるストーリーに導かれ、遺物としての田村の過去作を通り抜けながらも、新たな“田村”に出会うことになります。そのような意味では、回顧展に擬態した新作展とも言えるでしょう。

    関連イベント

    ■アーティストトーク
     日時:11月 2日(土)13:30 ~ 15:00
     会場:会議場
     定員:80 名

    ■田村友一郎《テイストレス》上映
     既存のイメージやオブジェクトを起点に、現実と虚構を交差させつつ多層的な物語を構築するインスタレーションやパフォーマンスを手掛けてきた現代アーティスト・田村友一郎による初の劇場作品《テイストレス》。
     2021 年京都芸術劇場春秋座での公演記録映像を水戸芸術館 ACM 劇場にて上映します。
     日時:2025 年 1 月 11 日(土)14:00 ~ 15:00
     会場:ACM 劇場
     定員:150 名
     構成:田村友一郎 出演:山崎皓司、荒木悠
     ドラマトゥルク:前原拓也

    ■ウィークエンド・ギャラリートーク
     市民ボランティア CAC ギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
     日時:11 月 16 日(土)より毎週土曜日 各日 14:30 ~ 40 分程度
     ※ただし、他のプログラムとの関連で中止となる場合があります。
     会場:現代美術ギャラリー
     料金:無料 ※ただし、展覧会入場券が必要です。

    主催・協賛・後援

    主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
    助成:芸術文化振興基金
    技術協力:朝日新聞社メディア研究開発センター
    協力:名古屋芸術大学、株式会社マツシマホールディングス、MtK Contemporary Art、サントリーホールディングス株式会社、株式会社常陽銀行、株式会社かわまた楽器店
    企画:井関悠(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)

    関連情報

    同時開催
    ■クリテリオム101 渡邊拓也
     「クリテリオム」は、若手作家と当館学芸員が共同企画する新作中心の展覧会シリーズです。
     クリテリオム 101 では、滞在先で出会った人との関わりや、その地に見られる社会状況の観察から、移動や労働をめぐる考察を映像で表現する
    渡邊拓也を紹介します。
     渡邊は、国内外各地でアーティスト・イン・レジデンスに参加し、また限界集落に住み込むなど、一定期間の滞在を通して綿密に対象をリサーチすることで、普遍的な主題を見出します。渡邊のカメラが捉えるのは、時には滞在先で出会った協力者であり、時には彼らを作家自身が自らの身体で捉え直す姿です。近年は、シンガポール、ロンドン、そして福井県の小原に滞在し、各地で植物が人間の生活や行動あるいは経済に及ぼす影響に着目して調査を続けています。物を言わず動くこともない植物は、人間の都合で利用される客体として認識されますが、人間社会を含む環境の中の「行為主体」として捉え直すことで、複雑に絡まり合う植物と人間の関係性に迫ります。

    会期:11 月 2 日(土)~ 2025 年 1 月 26 日(日)
    会場:現代美術ギャラリー第 9 室
    料金:展覧会入場料に含まれます。
    主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
    協賛:有限会社アジアシステムサービス
    企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)
    ※クリテリオムは、ラテン語で「基準」を意味し、若手作家の新作を中心に紹介する企画展です。


    ■造形実験室
     2022年9月より月替わりでさまざまな素材を使って造形を楽しむ2日間の「造形実験室」を開催しています。年齢を問わず、どなたでも参加できます。
     日時:11月15日(金)、16日(土)、12月6日(金)、7日(土)、2025年1月17日(金)、18日(土)、2月21日(金)、22日(土)
     各日10:30~12:00/13:30~15:30
     会場:現代美術ギャラリー ワークショップ室
     料金:無料 ※予約不要

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