開催時間 |
9時30分 - 17時30分
金・土曜日は20時00分まで |
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休み |
月曜日
7月19日(火) (ただし、7月18日(月・祝)、8月15日(月)は開館) |
入場料 |
有料 一般 2,000円、大学生 1,200円、高校生 800円 ※日時指定制 ※ウェブ予約チケットが完売していない日時に限り、国立西洋美術館券売窓口にて当日券を販売予定 ※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1名は無料(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください) ※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は各料金から200円引き。(国立西洋美術館券売窓口にて学生証または教職員証をご提示ください) |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
050−5541−8600(ハローダイヤル)
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-0007 東京都
台東区上野公園7-7 |
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最寄り駅 | 上野 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
国立西洋美術館リニューアルオープン記念として、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館の協力を得て、自然と人の対話(ダイアローグ)から生まれた近代の芸術の展開をたどる展覧会を開催します。
フォルクヴァング美術館と国立西洋美術館は、同時代を生きたカール・エルンスト・オストハウス(1874-1921)と松方幸次郎(1866-1950)の個人コレクションをもとに設立された美術館です。本展では開館から現在にいたるまでの両館のコレクションから、印象派とポスト印象派を軸にドイツ・ロマン主義から20世紀絵画までの100点を超える絵画や素描、版画、写真を通じ、近代における自然に対する感性と芸術表現の展開を展観します。
産業や社会、科学など多くの分野で急速な近代化が進んだ19世紀から20世紀にかけて、芸術家たちも新たな知識とまなざしをもって自然と向き合い、この豊かな霊感源から多彩な作品を生み出していきます。アトリエから戸外の光の下へ飛びだして、流れ去る時間を捉えようとする者たちもいれば、自然のなかに永遠のヴィジョンを求め、観念的、内面的な表現や革新的な造形的実験へ展開させていく者たちもいました。自然のなかの生命のサイクルに人の営みを重ね合わせた作品も生まれています。
足元の草花から広大な宇宙まで、そして人間自身を内包する「自然」の無限の広がりから、2つの美術館のコレクションという枠で切り出したさまざまな風景の響き合いをお楽しみください。自然と人の関係が問い直されている今日、見る側それぞれの心のなかで作品との対話を通じて自然をめぐる新たな風景を生み出していただければ幸いです。
[展示構成]
Ⅰ章 空を流れる時間
19世紀の戸外制作の画家たちは、変化してやまない多様な現実、あるいは自然の光を自らの感覚にもとづいてとらえようとします。I章では、印象派の作品を中心に、画家たちがフレームの内と外を連続させ、絵画空間に現実の時間を流れ込ませることを目指した風景の表現を見ていきます。
Ⅱ章「彼方」への旅
この章では、芸術家の心象や観念に結びついたもう一つの自然表現を展観します。目に見える世界を超え、万物が照応する森で自然という書物を読み解こうと、あるいはその声なき声を聴きとろうとした芸術家たちは未知の風景を求めて遠方へと旅立っていきます。それは果てのない「自分」を探す旅でもあります。
Ⅲ章 光の建築
この章では、移ろい続ける自然に対して、その形象や現象のなかの永続的な構造や法則を抽出し、新しい造形表現へ結びつけようとする多様な試みを見ていきます。それは、自然の観察、分析、そして交感を出発点としつつ、独自の秩序と生命をもつ絵画空間の構築を目指したものともいえます。
Ⅳ章 天と地のあいだ、循環する時間
最後に、季節の巡りから、農耕と労働、「庭」というミクロコスモスまでの表現を通じて、自然のなかの循環的な時間と人の生を重ね合わせ、映しあわせたような作品を見ていきます。そこには、対立と調和を繰り返してきた人と自然の関係性、生と死をめぐる人間の根源的な感情が湛えられた風景を見ることができます。
主催:国立西洋美術館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
共同企画:フォルクヴァング美術館
後援:ドイツ連邦共和国大使館
特別協賛:Canon
協賛:エボニック ジャパン、損保ジャパン、凸版印刷
協力:ルフトハンザ カーゴ AG、西洋美術振興財団
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