城戸保展

城戸保展 (ギャルリー東京ユマニテ 2010/8/23~9/4)-3
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会 期
20100823日 -  20100904
開催時間
10時30分 - 18時30分
休み
日曜休廊。
この情報のお問合せ
情報提供者/投稿者
開催場所
ギャルリー東京ユマニテ
住所
〒104-0031 東京都
中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
最寄り駅
京橋
電話番号
03-3562-1305

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

城戸保は1974 年三重県生まれ。愛知県立芸術大学油画科卒業後、名古屋を拠点に発表を行っています。昨年、愛知県美術館で開催された「放課後のはらっぱ-櫃田伸也とその教え子たち-」では唯一写真作品を発表し、好評を博しました。大学では油画科に在籍した城戸ですが、制作の興味はすぐに写真に向けられました。しかし、当時大学には写真専門の教官がいなかったため、独学で写真を学び、指導教官であった櫃田氏が常に平面の視点から彼の作品を批評したことから、彼の作品は写真というよりも平面作品としての強さをもったものとなりました。
時に、シンメトリーで意図的に作られた場面を切り取ったような印象を持ちますが、全ては自然界のあるがままの一瞬を捉えた作品で、でデジタルカメラではなくフィルムで丁寧に作られています。城戸の作品は、「写真」というフィルターを通してその操作によって何かを訴えるのではなく、構図や光の陰影など、とても絵画的な意図を感じさせます。それがモノクロームで光の痕跡を印画紙に焼き付ける「写真」という方法で、より確固たるイメージになっているのではないかと思います。
今回、ギャルリー東京ユマニテでは初個展、東京では2002 年以来の個展となり、近作に新作を加えて約30 点を展示いたします。近年、美術シーンの中でも重要な位置を占める写真ですが、独特のイメージを作り上げる城戸の作品展。
この機会に是非ご高覧下さい。

<作家コメント>
作品について
私は絵画を制作する過程で、光がもたらす現象に興味をもちました。写真は光のある一状態を定着し、ファインダーを通すことによって意識化された視線で対象物を捕らえ、即物的に事物と向き合うことができる表現です。
カメラ特有の描写を利用して、自分が面白いと感じる世界の見方(事物の存在と人が意識することの曖昧さやずれ)を少しずつ拾い集めて、いつかは自分の眼差しの世界体系ができないかと考えたのです。

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