AGU展『それぞれの物語』

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会 期
20241221日 -  20250119
開催時間
13時00分 - 20時00分
休み
12/31、1/1のみ休廊
入場料
無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有
子連れ
この情報のお問合せ
tel 052-774-5599
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
L gallery
住所
〒465-0024 愛知県
名古屋市名東区本郷 1-43 The Apartment LiF F-1
最寄り駅
本郷
電話番号
052-774-5599

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

L galleryでは、12/21(土)よりAGU 展『それぞれの物語』を開催いたします。DMのテキストはAGUの世界に江藤莅夏による詩「iris」(眼球の〈虹彩〉、アイリスの花、ギリシャ神話の神々の使者となり天界と他界をに虹の橋をかけたとされる女神の意)を合わせました。

ブラティスラヴァ美術アカデミー(スロヴァキア共和国)にてドゥシャン・カーライ氏に師事、版画制作をんだAGU。そのルーツには、ヤン・シュヴァンクマイエルとの繋がりもあります。曰く彼から「あなたは、あなたの人形で動画を撮るべきだ」と薦められ、実際に動画の制作をはじめたとのことです。
またDMにも使われている「DIVADLO」とは、スロバキア語で「劇場」の意味を持ちます。

木や金属、樹脂、布など多岐に渡る素材を用いた人形や舞台などの造形のほか、写真や絵画、映像、近年は精緻な絵付けにも注力しています。
いずれの作品も恐ろしいほど手が掛かっており、例えば今展、出品される約130×100cmの布製ステージは、綿糸を撚り刺繍糸を作る(!)ところからスタートしているのです。

名古屋では3年ぶり、L galleryでは初となるAGUの個展です。みなさまぜひ、足をお運びください。

(以下DMより)
左回りで追いかける
急降下する直前の胸の静けさ
羽音でおびやかし捕獲する
うんと遠くまで連れ去って
あなたには鱗粉を、星の鱗粉を降らせて
まだ怖いなら『眠り姫』のおとぎを何度でも
陽の届かないところまで先回りして闇を這わせて
もう充分だと思えるまで「おやすみ」
安心しきったかたちで
みえないはずの何億光年からだじゅうに纏って
銀紙で折った飛行機が墜落、二次元に還って蛾のかたち
「教訓を得たものは醜いよ」
梢をかすめて声がする
はじまらないからおわりはない
夜の養分を吸う、より樹液は甘苦く染められ
空の昏みへ手を伸ばして
散った夜の腐葉土に芽吹く夜と夜と夜と
花が咲いたら虹彩を抽出して瓶で飼っておく
好物は美しいものだから
世界からは遮断しておかないといけない
時期まで上手に育てて蓋を取るとちゃんと虹になる
初めての朝にひらかれた
ここから、あなたの瞳を対岸にして

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