開催時間 |
6時20分 - 17時20分
日の出から日の入りまで |
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入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
m@birdseatbread.jp
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒543-0045 大阪府
大阪市天王寺区寺田町2丁目1-16 三隅ビル 2F |
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最寄り駅 | 寺田町 |
電話番号 | - |
飯島 暉子 個展 “藪”
2024年3月8日(金)ー 3月17日(日)
開廊時間:日の出から日の入りまで
※開催日によって開廊時間が異なります
会 場:NEST(ネスト)
〒543-0045 大阪市天王寺区寺田町2丁目1-16 三隅ビル 2F
JR天王寺駅北口から徒歩8分、JR寺田町駅北口から徒歩3分
この度、NEST(ネスト)では、飯島 暉子(いいじま あきこ)による個展 “藪”を開催致します。
これまで飯島は、身体感覚を通して周囲の環境を捉え直すアプローチを、様々な観点から行ってきました。
その意識は、飯島自身が作家として関わる手前の状態や、任意の自然な環境に対して向けられており、そういった状況に意識的であるからこそ、〈作品化する≒残す〉ということに対して自覚的なアウトプットが選択されています。そのきわめてささやかな行為を特定の場所に配置する所作や、時間の変化に伴って生成/消失される微細な変化の可視化は、作品として強く存在を残そうとする、モニュメンタルな彫刻的意識とは対極にあるアプローチであると言えるでしょう。
同様にそれは、素材の選択という段階にも明確に表れています。例えば“埃(ほこり)”は飯島作品にしばしば用いられる素材ですが、作家自身は「埃という素材は無価値なものとしてある一方で、痕跡としては多弁な存在」と語っています。端的にゴミとして扱われる存在が、一方では時間の堆積であり、身体の痕跡であり、複数の事象の集合体であり、、というように、物質を多面的に捉える視座がそこにはあり、“配置による違和感”を生み出す点においても、展示空間を仮設的に捉える手法と親和性の高い、一貫した素材の選択を見て取ることができます。
今回、飯島は大阪府内の一部地域にある「両墓制」という風習の跡地を訪問し、そこで得た体験や慣習にまつわる考察を経て、NESTの展示空間とそれらを重ね合わせる表現を試みます。遺体が一時的に(即ち、“仮設的に”)埋葬される行為や、希薄さを伴った場所性といったリサーチにおける諸要素を、エファメラルな素材を用いてNESTの展示環境の中で立ち上がらせます。
尚、その内容に伴い、本展覧会は日の出を開廊時間、日没を閉廊時間として自然光の中で開催されます。そのような展示におけるフォーマットの選択もまた、飯島の恒久的なものの強度に対する疑問の表れであり、ギャラリーや美術館では難しい、NESTという場であるからこその作品鑑賞を体験いただけると考えています。是非、今回のテンポラリーな観賞空間に足をお運び頂けますと幸いです。
トークイベント「配置と生死の空間論」
大手前大学講師の下田元毅氏をゲストにお招きし、生活空間から離れた場所に置かれた墓の配置と死生観との結びつきについて考えていきたいと思います。
2024年3月16日|土| 14:00より(90分)
定員:10名程度 ※入場料無料
予約方法:以下Googleフォームより予約ください。
https://forms.gle/NgdcG5mkqjCxjCVLA
大阪市、おおさか創造千島財団