開催時間 |
9時30分 - 17時00分
入館は16時30分まで ※12月20日(金)、21日(土)は19時まで(入館は18時30分まで) |
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休み |
月曜日
11/5(火)、1/14(火)、2/25(火)、年末年始(12/28(土)~1/4(土)) ※11/4(月)、1/13(月)、2/24(月)は開館 |
入場料 |
有料 一般1,800(1,600)円、高校生・大学生800(700)円 ※( )内は20名以上の団体料金※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料※上記の料金で館内の展示すべてをご覧いただけます。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
大阪市立東洋陶磁美術館
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情報提供者/投稿者 |
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住所 |
〒530-0005 大阪府
大阪市北区中之島1-1-26 |
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最寄り駅 | 淀屋橋 |
電話番号 | 06-6223-0055 |
2024年は大阪市と上海市の友好都市提携50周年にあたり、これを記念して大阪市立東洋陶磁美術館では上海博物館との主催による特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」を開催します。
1952年に開館した上海博物館は、中国を代表する世界的な博物館の一つとして知られ、青銅器、陶磁器、絵画、書、彫刻、玉器、貨幣など中国文物の宝庫です。なかでも陶磁器コレクションはその白眉です。大阪市立東洋陶磁美術館は、これまで展覧会協力や学術交流を通じて上海博物館との交流を積み重ね、友好を深めてきました。
今回、両市の友好の節目を記念し、上海博物館から日本初公開作品22件(うち海外初公開19件)を含む計50件の中国陶磁の名品が出品されます。中国陶磁の世界的な殿堂である上海博物館と大阪市立東洋陶磁美術館の至高のコレクションが一堂に会し、「競艶(きょうえん)」する本展を通して、悠久の歴史を誇る中国陶磁の真髄に触れるとともに、現在においても斬新さや新たな美の発見をもたらすその魅力に迫る機会となれば幸いです。
[主な見どころ]
1.海外初公開作品19件を含む日本初公開作品22件が出品
上海博物館所蔵の中国陶磁は、これまで日本をはじめ中国国外の展覧会で公開された作品もありますが、今回は出品作品50件のうち、海外初公開作品19件を含む日本初公開作品22件が含まれています。さらに、中国において最高級ランクの「国家一級文物」10件が含まれており、唐時代から清時代まで、中国陶磁の至宝の数々をお楽しみいただけます。
2.清朝宮廷御用磁器の希少なアップルグリーン色の作品が日本で初出品
清時代の康煕年間に景徳鎮官窯でつくられた《蘋果緑釉印盒》(ひんかりょくゆういんごう(国家一級文物)が、海外初出品となり、初めて日本で展示されます。康熙朝の宮廷専用磁器のなかでも、鮮麗な紅色の「豇豆紅釉」(こうとうこうゆう)はとくに希少で、製作が難しいとされています。本作は豇豆紅釉が窯変によって淡いアップルグリーンの「蘋果緑釉」となり、部分的に紅色も見られる極めて珍しい作品です。紅色と緑色が織りなす奥妙な世界をぜひご覧ください。
3.明時代 “空白期” の謎―最新の学術成果
上海博物館には、これまで “空白期”と呼ばれていた明時代・15世紀の正統・景泰・天順の三代(1436‒1464)の景徳鎮磁器の優品が多数所蔵されています。今回、展示7では、近年の研究と再評価によって注目されているこの “空白期” の作品14件を一堂に展示します。なお、上海博物館所蔵品に加え、当館所蔵の《青花松竹文鉢》1件も初公開します。
4.中国陶磁の美の競艶―上海博物館コレクション×大阪市立東洋陶磁美術館コレクション
唐時代から明時代まで、上海博物館所蔵品24件と大阪市立東洋陶磁美術館所蔵品26件の作品が一堂に並びます。唐時代の女俑、定窯白磁、木葉天目、磁州窯、哥窯、汝窯、南宋官窯、明時代の宮廷専用の御用磁器が一つの空間に織りなす展示は見どころ満載です。今年4月にリニューアルした理想的な展示環境のもと、さらに世界唯一の自然採光展示室において、上海博物館と当館の至宝が織りなす競艶をご堪能ください。
[展示構成]
第1部(展示1)「至宝精華―上海博物館の至宝」(上海博物館所蔵品12件)
上海博物館が誇る中国陶磁コレクションのうち、海外初公開品の6件を含む元時代から清時代の珠玉の作品12件を紹介します。
第2部(展示7)「至宝再興―明時代 “空白期”の景徳鎮磁器(正統・景泰・天順)」(上海博物館所蔵品14件、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵品1件)
上海博物館の所蔵作品14件(海外初公開品の8件含む)と、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の初公開作品1件を通じて、“空白期”と呼ばれる明時代中期の正統(せいとう)・景泰(けいたい)・天順(てんじゅん)の三代(1436‒1464)の景徳鎮磁器の様相を紹介します。
第3部(展示9~11)「至宝競艶 I~III―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」(上海博物館所蔵品24件×大阪市立東洋陶磁美術館所蔵品26件)
上海博物館と大阪市立東洋陶磁美術館が誇る、唐時代から明時代の中国陶磁の逸品が一堂に集結し、互いに競艶することで、中国陶磁の美の真髄とその魅力に迫ります。
【記念講演会】
「灼爍重現(しゃくしゃくちょうげん)―明正統、景泰、天順期の景徳鎮磁器」
彭涛氏(上海博物館陶瓷部研究員)
2024年10月19日(土) 午後2時~4時(参加費:1,000円)
【記念講座】
・「至宝競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」
2024年11月2日(土)午後2時~3時(参加費:500円)
・「新収蔵の乾隆帝筆《松霞室》について」
2024年12月7日(土)午後2時~3時(参加費:500円)
・「国宝《油滴天目茶碗》の世界」
2025年2月8日(土)午後2時~3時(参加費:500円)
いずれも小林仁(大阪市立東洋陶磁美術館 学芸課長代理)
会場 大阪市立東洋陶磁美術館 地下講堂
※事前申込制・先着順(定員45名)
※約1カ月前から詳細情報が公開されます。
大阪市立東洋陶磁美術館ホームページのチケット購入画面からお申し込みください。
※参加には別途入館料が必要です。
主催:大阪市立東洋陶磁美術館、上海博物館
共催:NHKエンタープライズ近畿
後援:中華人民共和国駐大阪総領事館、上海市政府新聞弁公室、NHK大阪放送局
協力:株式会社YAMAGIWA、株式会社ゴードー