石岡瑛子 I デザイン

石岡瑛子 I デザイン
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    会 期
    20240427日 -  20240707
    開催時間
    9時30分 - 17時00分
    最終入場時間 16時30分
    休み
    月曜日
    5月7日(火)  ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館
    ※GW中(4月 29日[月・祝]~5月6日[月・振休])は無休
    入場料
    有料
    一般 1,000(870)円/満 70歳以上 500(430)円/高大生 730(610)円/小中生 370(240)円
    ※( )内は20名以上の団体料金 ※土曜日は高校生以下無料 ※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料 ※4月27日(土)は満70歳以上の方は入場無料
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    茨城県近代美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    茨城県近代美術館
    住所
    〒310-0851 茨城県
    水戸市千波町東久保666-1
    最寄り駅
    水戸
    電話番号
    029-243-5111

    詳細

    展覧会内容

    広告をはじめ、舞台美術、衣装デザインなど多岐にわたる分野で世界的に活躍したデザイナー・石岡瑛子(1938- 2012)。本展では、没後10年を経て国内外から改めて注目が集まる石岡の、キャリア初期における資生堂やセンセーションを巻き起こしたPARCOの代表作をはじめ、東京を拠点にしていた1960-80年代の仕事を中心に、 アートディレクターとして采配を振るったポスターやCM、グラフィックアートからスケッチまで、約500点を一挙公開します。 本展は、常に革新的なヴィジュアルを目指した石岡のデザイン哲学と、彼女が表現者として生涯にわたって磨き抜いた「I=私」を浮き彫りにします。「I=私」――自らを鍛錬し続けること、そして他者とのオープンな協働を通して培った「本当の“自分力”」 ――は、彼女のデザインを唯一無二のものとしました。強烈な個性と飽くなき情熱が刻み込まれた石岡の「I デザイン」は今なお色褪せることなく、現代を生きる私たちの心の深いところに斬り込んできます。 刺激的で、見る者を鼓舞しインスパイアする石岡瑛子の世界。会場で是非、その圧倒的な熱量を“体感”してください。

    [展示構成]
    1幕 知性と品性、感性を磨く―資生堂デビューと新しい女性像の創造―
    働く女性がまだ少なかった時代、東京藝術大学を卒業した石岡瑛子は資生堂宣伝部に就職し、デザイ ナーとしてのキャリアをスタートします。男性の“愛玩物”としての女性像に疑問を抱いた瑛子は、サマーキャンペーンで、当時の広告で主流だった人形のような美人のイメージを覆す、健康的で意志的な女性像を打ち出すなど、新しい価値観を提示しました。

    2幕 あの頃、街は劇場だった―1970’s 渋谷とパルコ、広告の時代―
    池袋や渋谷にファッションビルを建て、街そのものを劇場と捉えて文化イベントや出版事業を多角的に展開したパルコ。1970年にフリーランスとなった瑛子は、1973年に渋谷パルコが開業するとメインのキャンペーンを総括し、「新しい時代」の象徴としてのパルコのブランドイメージを築く上で中心的な役割を担っていきます。

    3幕 着地は情熱であらねばならない―裸のアートワークに映る私―
    瑛子の前半期の活動は「広告」を中心に語られますが、ここでは、学生時代に作った絵本や東京藝術大学時代の裸体デッサ ン、新人デザイナーの登竜門・日宣美の出品作やギャラリーの企画展作品など、広告以外の仕事を取り上げます。瑛子は、 仕事において完璧なパフォーマンスを達成するため、また「私」を引き出すために、終生、知性・品性・感性・美意識を磨き続け、枠にとらわれることなく表現力を洗練させていきました。

    4幕 本も雑誌もキャンバスである―肉体としてのブックデザイン―
    フリーランスになって以降、瑛子が力を入れていた領域がブックデザインです。表紙やカバーといった「衣」だけではなく、紙質やサイズ、文字組みなどのボディ(本体)はもちろん、時に骨格たる企画、内容にまで関わりました。まさに“肉体”としてのブックデザインといえるでしょう。そして、瑛子にとっての究極のブックデザインは、自身の作品集『Eiko by Eiko』でした。同書は日米同時出版され、ジャズの帝王マイルス・デイヴィスやスティーブ・ジョブズ(アップル創業者)など多くのアーティストや経営者のハートをとらえ、瑛子の米国デビューを強力に後押ししました。

    5幕 地球のすべてが私のスタジオ―Iデザインは境界も時代も超える―
    本章では、1970年代以降のエンターテインメント分野におけるグラフィック・デザインの仕事を中心に紹介します。美術監督として関わった映画「MISHIMA」(1985)ではカンヌ国際映画祭芸術貢献 賞、マイルス・デイヴィスのアルバム「TUTU」(1986)ではグラミー賞最優秀レコーディング・パッケージ賞、映画「ドラキュラ」(1992)では衣装デザインでアカデミー賞を受賞するなど、瑛子は様々な分野で最高の評価を受けました。瑛子は、衣装やセットデザイン、展覧会の企画などの仕事においても、多くの場合宣伝ヴィジュアルまで手がけており、1枚の告知ポスターの中にも「Iデザイン」のエッセンスを見てとれます。

    関連イベント

    講演会 石岡瑛子の「I」をめぐって
    石岡瑛子の世界初の評伝『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』の著者であり、生前最後のインタビューを手がけた河尻亨一氏に、幾多のセンセーションを巻き起こし、世界を魅了した伝説のデザイナー・エイコの素顔と、その創造の源泉につ いて語っていただきます。
    講師:河尻亨一氏(本展監修者、編集者、作家)
    日時:2024年4月27日(土) 午後2時~午後3時30分
    会場:地階講堂
    定員:250名(申込不要、参加無料)

    学芸員によるギャラリートーク
    講師:澤渡麻里(本展担当学芸員)
    日時:2024年5月25日(土)、6月16日(日) 午後2時~午後3時
    会場:2階企画展示室(申込不要、要企画展チケット)
    ※イベント詳細につきましては当館 HP をご覧いただくか、お問い合わせください。

    主催・協賛・後援

    主催 茨城県近代美術館
    協賛 水戸市/朝日新聞水戸総局/茨城新聞社/NHK 水戸放送局/産経新聞社水戸支局/東京新聞水戸支局/日本経済新聞社水戸支局/毎日新聞水戸支局/読売新聞水戸支局/LuckyFM茨城放送
    特別協力 公益財団法人 DNP 文化振興財団/株式会社 DNP アートコミュニケーションズ
    企画協力 迫村裕子(S2 株式会社)
    監修 Team EIKO(石岡怜子、河尻亨一、永井裕明[N.G.inc.])

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