開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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入場料 |
有料 セット券(横浜トリエンナーレ+BankART Life7+黄金町バザール2024)一般3,300 円(3,200 円)/ 横浜市民3,100 円(3,000円)/ 学生2,000 円 ( )は前売料金 ※BankART Life7 と黄金町バザール2024 はパスポート制 BankART Life7 単体パスポート 1,000 円 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
BankArt Station
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒220-0012 神奈川県
横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅地下1F |
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最寄り駅 | 馬車道 |
電話番号 | - |
BankART1929 はこれまで横浜トリエンナーレ開催毎に、あわせて大規模な連携企画展「BankART Life」を開催し、3年に一度の総括とその後の指針を示してきました。BankART 活動開始から20 年のタイミングで開催する7回目の「BankART Life」のタイトルは「UrbanNesting:再び都市に棲む」です。
2004 年、横浜市が推進する創造都市構想のリーディング事業として始まったBankART1929 は、歴史的建造物や港湾倉庫などの遊休施設を文化芸術に活用することによって街ににぎわいをつくることをミッションに、館内外問わず様々な事業を展開してきました。またBankART 自身も、都市の変容と呼応して何度もその棲家を移動せざるをえなくなり、引っ越しを繰り返し、様々な危機に直面しながらも活動継続して現在に至ります。「都市に棲む」というフレーズは、そんなBankART のあり方としてたびたび使われてきましたが、この「棲む」という言葉には単に居住するという意味を超えた動物的な感覚が含まれています。野生の思考で都市を見つめ、自らの場所を発見し獲得していく喜び。それと並行して都市の中に潜むさまざまな問題や課題に対して真摯に対峙し、不確実さを引き受けながら、自由自在に形を変えてそれでも都市に棲み続けること。都市に棲む鳥たちや虫たちが、明るい日差しに戯れる日もあれば風雨の吹き荒れる中それぞれの巣で身を寄せ合いじっと耐える日もあるように、嵐の後の雨に洗い流された瑞々しい空気が、都市の見え方を大きく変えてみせてくれるように。
「都市」のような捉えどころのない大きなものについて考えるとき、個々人が捉えることのできる都市像は生物における環世界のように自分の立ち位置から独自の視点でみたものでしかなく、自分に見えるものは常に部分でしかありません。しかし、自分にしか見えない都市を地図にして誰かに渡したら、その人は同じ都市を違う都市のように巡ることができるかもしれません。様々な地図の無数の交換を繰り返す中で互いを更新し創造していった先には、どんな都市が立ち現れるでしょうか。
今回の会場となる「BankART Station」は、みなとみらい線「新高島駅」地下1階に広がる大空間であり、外部空間への結節点でもあります。この「BankART Station」を起点として、みなとみらい21 地区、関内地区、ヨコハマポートサイド周辺地区の3つのエリアの日常空間に作品を展開します。さらに多様なガイドによる「ツアー」によって、さまざまな視点から都市を再び訪れ直してみたいと思います。
統一テーマ「野草」について:今、成熟しつつある都市は管理され規制されると同時に、本当の意味で未知のものに出会う自由さを失いつつあるようにもみえます。フェンスに阻まれ路傍に咲く花を摘むことさえままならない、そんな都市でもなお私たちは、ここを棲み家とするものとして、自由の花を摘みに、あるいは何かを予感するために、あえて都市に身を置いてみようと思います。そこには今回のトリエンナーレがテーマとしている「野草」に通じるものがあるのではないかと思っています。
参加作家(五十音順・屋外展示作家含む)
淺井裕介、アトリエ・ワン+東京工業大学塚本研究室、石内 都、磯崎道佳、ウー・チェンイー、牛島達治、大田黒衣美、岡﨑乾二郎、甲斐貴大/studio arche、片岡純也+岩竹理恵、川俣 正、キム・ガウン、蔵 真墨、小林 椋、佐藤邦彦、さとうくみ子、志田塗装+酒井一吉、島袋道浩、下寺孝典(TAIYA)、白井美穂、SPACESPACE、鷹野隆大、高橋士郎、谷本真理、電子音響ピープル、野老朝雄、中谷ミチコ、西原 尚、蓮輪友子、婦木加奈子、blanClass+神村 恵、みかんぐみ、水木 塁、三田村光土里、光岡幸一、村田 真、矢内原充志、柳 幸典、ヤング荘、吉田山+西山萌+木雨家具製作所、葭村太一、ワークステーション+武蔵野美術大学建築学科高橋スタジオ、ほか
会場:BankART Station+周辺各所(関内地区、みなとみらい21 地区、ヨコハマポートサイド周辺地区)
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」主な見どころ
◾ BankART Station
直径2m の土玉、柳 幸典「Ground Transposition」と川俣 正「Nest」が、みなとみらい線新高島駅の地下空間で皆様をお出迎え、展示室内では2021 年に心身ともに大きな転回を経験した岡﨑乾二郎による大作絵画と対面する。これまで20 年のBankART の歴史の中で大型個展を繰り広げた作家たちとともに、三田村光土里、矢内原充志、片岡純也+岩竹理恵、blanClass+神村 恵、水木 塁、葭村太一、婦木加奈子、佐藤邦彦、さとうくみ子、電子音響ピープル、志田塗装+酒井一吉、吉田山+西山萌+木雨家具製作所などの気鋭の作家たちが「UrbanNesting:再び都市に棲む」というテーマのもと、それぞれの視点から都市空間に挑んだ作品を展開する。
◾ 関内地区
石内 都「絹の夢―silk threaded memories」@ 馬車道駅コンコース
(共催:横浜トリエンナーレ組織委員会)
馬車道周辺はかつて横浜開港から近代の礎を築いた「生糸貿易」に携わる商館や検査所が置かれ、関東甲信越一円から集積された生糸が欧米へと輸出されていった。この絹に縁ある地に石内都「絹の夢」から紡がれた空間を立ち現わす。その他、関内地区では、創造都市横浜20周年記念「横浜クリエイティブCOOP」@BankART KAIKO ショップエリア などを展開する。
◾ みなとみらい地区
中谷ミチコ「すくう、すくう、すくう」@ ぷかり桟橋(共催:パシフィコ横浜)
2021 年に開催された「奥能登国際芸術祭」のため制作された作品を、横浜港に浮かぶ浮桟橋「ぷかり桟橋」にて再展示。石川県珠洲市飯田町の老若男女の両手(水を掬う仕草)をもとに制作された彫刻作品。展示と同時に購入者を募り、売上げは能登半島地震の被災地に返還される。
その他、みなとみらい線各駅やキング軸に隣接した建物などにも作品展示を予定。
◾ ヨコハマポートサイド周辺地区 ※ 作品の観覧可能日時は店舗営業日に準じます
みなとみらいに隣接したヨコハマポートサイド地区は「アート&デザインの街」というキャッチフレーズのもと1980 年代に開発が進んだ。横浜駅きた東口に接続する商業施設横浜ベイクォーターから、オフィス街、高層住宅街、そして市場に隣接する横浜中央市場通り商店会まで、ポートサイド周辺の日常空間の中にそれぞれの場所にあわせた作品を挿入。
光岡幸一はテープを用いて風景に文字を書くシリーズを「つま正」本社ビルで展開。その他、淺井裕介@横浜ベイクォーター、ヤング荘@宝町踏切付近など多彩な顔ぶれ。
(共催:横浜ポートサイド街づくり協議会)
◾ 多様な地図で巡るツアー
会期中、上記3エリアを中心に、都市を巡る様々なツアーを開催。
実施予定ツアー:村田真+飯島悦郎によるパブリックアートツアー、blanClass+神村恵による「身ひとつで生きる」ライブアートツアー、電子音響ピープルによる「音」で巡る都市ツアー、山野真悟による伊勢佐木町古本屋ツアー、ACY と関内外クリエイターズによる関内外オープンツアー、海洋市民大学による海からみた都市横浜ツアー、BankART スタッフによる屋外展示作品を巡るツアー、ヨコハマポートサイドの展示作品と横浜中央卸売市場を巡るツアー、アート関係者向けみなとみらい企業ツアー 等
主催:BankART1929 共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
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