開催時間 |
11時00分 - 19時00分
|
---|---|
休み |
日曜日,月曜日,祝日
|
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
|
この情報のお問合せ |
Gallery MoMo Projects
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒130-0014 東京都
墨田区亀沢1-7-15 |
---|---|
最寄り駅 | 両国 |
電話番号 | 03-3621-6813 |
GALLERY MoMo Ryogokuでは、2024年1月13日(土)から2月17日(土)まで吉田和夏の個展「まばゆい迷路」を開催いたします。
吉田和夏は1983年岩手県生まれ、2006年埼玉大学教育学部美術専修卒業、その後もセツモードセミナーで学び2008年に卒業しました。2007年のイラストレーション ザ・ チョイス年度賞を受賞。作家集団画賊にも所属して作品を発表し、2014年の第17回岡本太郎現代芸術賞では入選を果たしました。イラストとアートの境界線上で制作を続け、ユニークなモチーフやオブジェは多方面で評価を得、活躍の場を広げています。
吉田はこれまで地形、恐竜、立体模型、鉱物などの博物学的なモチーフからインスピレーションを得て、平面や立体にとらわれない作品を制作してきました。近年では目に見えない未知の事物からインスピレーションを得ながら、現実世界に似たパラレルワールドや多元宇宙の空間、時間、生物などを多層的な表現で描き出しています。彼女の作品は「絵画というほぼ平面で、奥行きや浮遊感を意識して騙し絵のように描くことで没入感を得たり、平面性が揺らぐよう試みている」と語る通り、身近なモチーフを用いながらも、現実世界ではない時空に存在するような不思議な世界を表現しています。
本展では「迷路」というテーマを採用し、身近な空間を切り取っても宇宙と地続きに結びついていると感じさせる世界観を新作で展示いたします。吉田は迷路を通じて、ゴールが見えない不安や恐れといった感情と向き合いながらも、その中で「眩しい景色」を楽しむ姿勢を描き出しています。新たに登場する登山家の人物は、吉田の作品世界の中を横断し通り抜ける存在として描かれており、「より絵の中を徘徊する感覚が強くなった」と述べています。迷路を通じて探求する吉田のアートワールドを、どうぞご期待ください。
アーティストコメント
迷路のように、はじまりがあっておわりがある世界で、不惑の歳に到着した私は、迷う/迷わないについて考えている。
こどもは猛烈なスピードで駆け抜けていく、不思議なくらい止まらない。かつては私もずんずん進んでいた。
今の気分は、積極的に辿り着かないでみようという感じ。先に進むのが怖いだけかもしれない。
ふくざつな迷路の中で、眩い景色を探してみる。
2023年 吉田和夏