生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真

(凝視) 1931年(モダンプリント制作:2023年)

(凝視) 1931年(モダンプリント制作:2023年)

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    会 期
    20240223日 -  20240414
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    金曜日は20時00分まで
    入館は閉館の30分前まで
    休み
    月曜日
    4月8日は開館
    入場料
    有料
    一般1,300(1,100)円、高校・大学生1,100(900)円、中学生以下無料
    ※( )内は前売料金[1/15~2/22オンラインチケットで販売] ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料) ※チケット販売=【前売券・当日券】オンラインチケットwww.e-tix.jp/ejrcf_gallery/ 【当日券】当館1階入口
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    東京ステーションギャラリー
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    東京ステーションギャラリー
    住所
    〒100-0005 東京都
    千代田区丸の内1-9-1【JR 東京駅 丸の内北口 改札前】
    最寄り駅
    東京駅
    電話番号
    03-3212-2485

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    東京ステーションギャラリーでは、「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」展を、2024年2月23日(金・祝)から4月14日(日)まで開催します。日本写真史において、傑出した存在として知られる安井仲治の20年ぶりとなる回顧展。戦災を免れたヴィンテージプリント約140点、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいて制作されたモダンプリント約60点のほか、さまざまな資料を展示。安井の活動を実証的に跡付け、写真の可能性を切りひらいた偉大な作家の仕事を現代によみがえらせます。

    近代写真の金字塔。「安井仲治」を知らずに日本の写真は語れない!
    日本写真史において傑出した存在として知られる安井仲治(やすいなかじ/1903-1942)の20年ぶりとなる回顧展を開催します。大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していきました。この時期を牽引した写真家の代表格が安井仲治です。安井は38歳で病没するまでの約20年という短い写歴のあいだに、驚くほど多彩な仕事を発表しました。その作品は同時代の写真家をはじめ、土門拳や森山大道など後世に活躍した写真家たちからも掛け値なしの称賛を得ています。

    写真はこんなにも自由なんだ!
    多彩なバリエーションとインサイトが光る、安井の代表作が集結
    安井はさまざまな被写体にカメラを向け、多岐にわたる技術や表現様式に果敢に取り組みました。しかし、それらの写真は世界に対する透徹した態度と感受性に貫かれています。なんでもない景色のなかに“世界の秘密”を発見した驚きと興奮。小さく、醜く、一顧だにされないものにさえ注がれる慈しみのまなざし。安井が「見たもの」に思いを馳せ「見せたもの」に浸るとき、私たちの内にはさまざまな思考と感情が去来することでしょう。安井の写真には100年の時を超えてなお私たちを惹きつける魅力があるのです。本展は200点以上の出展作品を通じて安井仲治の全貌を回顧するものです。戦災を免れたヴィンテージプリント約140点、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいて制作されたモダンプリント約60点のほか、さまざまな資料を展示。安井の活動を実証的に跡付け、写真の可能性を切りひらいた偉大な作家の仕事を現代によみがえらせます。

    日本写真史に残る安井仲治の名作・名シリーズ

    メーデー
    大阪中之島のメーデーを撮った連作。大胆なトリミングやコラージュを駆使して躍動する現場の諸相を伝えている。

    流氓ユダヤ
    第二次世界大戦中、ヨーロッパから迫害を逃れて神戸にやってきたユダヤ人たちを撮った連作。ルポルタージュを超えて、ドラマティックな陰影と構図が見る人に深い印象を残す。

    半静物
    撮影現場にあるものを自由に構成する手法を、安井は「半静物」と呼んだ。見知った風景が、ときに驚くような光景に変わる。隠された“世界の秘密”に触れるような瞬間を安井は楽しんだ。

    山根曲馬団
    サーカスの人々を撮影したユーモアと哀愁が入り混じる連作。エンターテイナーたちの内にあるさまざまなストーリーを描き出している。

    安井仲治はなぜ“すごい”のか? 傑出した表現のヒミツ
    安井仲治は大阪に生まれ、18歳で関西の名門・浪華写真俱楽部に入会。写真家としてまたたく間に頭角を現わし、日本全国にその名が知られる存在になりました。欧米の先進的な写真表現や理論をいちはやく受容し理解した安井は、それらを換骨奪胎することで新しい表現を次々に生み出していったのです。しかし、当時の写真界で安井が傑出した理由はそれだけではありません。独自の被写体を見出す感性こそ、余人をもって代えがたい安井の魅力だと言えるでしょう。混沌とした世界の一隅にカメラを向け、そこに隠された美を抽出する安井の卓越したセンスは、日本全国のアマチュア写真家たちから高い評価を受けました。さらに戦前日本写真界のフロントラインをひた走った安井の表現は、のちに森山大道や福島辰夫などの名だたる写真家や評論家・写真史家を瞠目させます。こうして安井仲治の名は日本写真史に刻まれることになったのです。

    主催・協賛・後援

    主催:東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)、共同通信社
    協力:銀遊堂、PGI、株式会社アフロ
    協賛:T&D保険グループ
    助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団

    関連情報

    ※本展は巡回展です
    愛知県美術館 2023年10月6日~11月27日
    兵庫県立美術館 2023年12月16日~2024年2月12日
    東京ステーションギャラリー 2024年2月23日~4月14日

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