石田恵嗣 個展「短編集 カエルの唄」

石田恵嗣《Mole as painter》2023、キャンバスに油彩、h700x550mm_hiroshi noguchi

石田恵嗣《Mole as painter》2023、キャンバスに油彩、h700x550mm_hiroshi noguchi

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会 期
20230728日 -  20230820
開催時間
12時00分 - 19時00分
土日11時00分 - 17時00分
休み
月曜日,火曜日
夏季休廊(8月11日~15日)
クリエイター在廊

7月28日(金)、29日(土)、30日(日) 予定
入場料
無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有
子連れ
この情報のお問合せ
アートフロントギャラリー
03-3476-4869
情報提供者/投稿者
開催場所
ART FRONT GALLERY
住所
〒150-0033 東京都
渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラス A 棟
最寄り駅
代官山
電話番号
03-3476-4869

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

石田恵嗣は1975 年千葉県生まれ。2006 年より渡英、チェルシーカレッジオブアートを卒業後、RCA に進学し、2013 年同校を卒業。⻄洋での⻑期の滞在をとおして、歴史や⽂化に触れ、オスカー・ムリーリョやダニエル・クリュー・チャブなどヨーロッパのスター候補の画家や、現在日本で頭角を現す現代美術作家の冨安由真らとの交流から多大な影響を受けました。その後2 年にわたりドイツへ移住し、イギリスのギャラリーからアートフェアに出展されるなどヨーロッパを中心に活動してきました。アートフロントでは、2021 年の個展以来2 度目の展覧会となります。

石田の絵画の魅力は、エネルギー溢れる抽象画のような大胆な筆致と、絵本、図鑑、マンガといった既存のイラストレーションから抜き出されたキャラクター達が醸し出す、行く末がわからない物語性にあります。この絵を観る者は、謎を解くかのようにキャラクターのシチュエーションを追っていきます。異なる物語のイラストを組み合わせた事で新たに生まれた唐突なシチュエーションを前にして、その物語性を考えずにはいられませんが、その周囲に目を見張ると途端に流れるような筆致や、物の形を無視してつけられた色によって画面に放り出され、自らが知る既存の物語にはたどり着くことはありません。この不安定さが、再びキャラクターのイメージへと目を運ばせ、終わりのないストーリーへといざないます。

石田は展覧会に際して次頁のようにコメントを寄せています。

ドローイングの工程で、私は違う物語の断片をシャッフルして嘘話を作ります。海外の古い絵本を多く参照するため国も時間もてんでバラバラです。私の場合自分が描きたいものが先にあるわけではなく、絵本に出てくる一コマ一コマを眺める中で、絵本ならではの惹かれるキャラクターやシチュエーションを見つけたら、そこから独自の想像の中に潜りそれを拾い集めて、ひとつの場面へと集約していきます。
わたしにとってペインティングは上記の工程で生まれたドローイングを、絵具を通して絵画に翻訳する作業だと考えています。其処には、身体的な動きや絵具が硬化するまでの時間など、元のドローイングにはない要素が加わるためその時々によって様々に変容していきます。新たに加わる要素である絵具による筆の跡と対峙しながらドローイングに奥行を与える行為を行うか、または元のドローイングから解放されようとします。今回もこの行為を通して生まれた画面に皆さんが対峙したときに、その体験が、まるで日常の出来事の様に、“眼前で起きている状態”として感じてもらえるような現在進行形のストーリーであればよいと考えています。

石田恵嗣

このコメントにあるように、石田はこの展覧会に際して2023 年に制作した新たなストーリーを約8点用意しました。気鋭の作家による渾身の作品をこの機会に是非ご高覧下さい。

関連イベント

レセプション:7 月29 日(土)14:00-16:00 作家による解説14:15頃から
※今回は初日ではなく29日(土)の日中に、作家を囲んでオープニングレセプションを行います。

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