開催時間 |
11時00分 - 20時00分
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この情報のお問合せ |
Room_412 担当:伊東
Tel: 050-5319-8428 E-mail: t.ito@room412.jp |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-0031 東京都
渋谷区桜丘町15-8 高木ビル412号室 |
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最寄り駅 | 渋谷 |
電話番号 | 050-5319-8428 |
「わたしが絵をみているときに画面から生まれてくるものは、わたしの日常から近くも遠くも
あり、心や身体の機微を縁取ってくれるような実感がある。
自分の絵の中に出てくるイメージは、自分自身の内にも外にも存在し、そこからわたしが選
び、わたしが描いているという感覚がある。イメージの出発点は個人的経験であり、それは
ありきたりなものであり、得別なものでも、オリジナルでもない。 誰にでも等しくあるよう
な過去や現在、それを通して生きている自分、環境やそこで経験したこと見たもの考えたこ
と。しかし、そこでできあがってくるイメージの輪郭を捉えようとすればするほど、自分自
身が理解しようとすればするほど比類なき確信や信条があることを自覚できる。そういった
信仰のようなものは 相手に伝わるものではないが、わたしの中にあるものや外にあるもので
構築されたイメージを絵画を通して、描くということを通して表す。伝わった実感はあくま
でも ” わたし ” の確信でしかない。確信や実感は実体のないもので、相手とわたしをつなげ
るのにはあまりにも弱い。しかしこれがどんなに尊くて大事なものか。通じ合うことは難し
いからこそ勘違いやズレが生まれる。 それは今生きている世界で時間を持って揺れ動くもの
であり、時間と共にボリュームが変化し、違う世界を生み出してしまうかもしれない。しか
し同時にそのズレや勘違いはそ のまま変化することなく在り続ける事もできるだろう。わか
り合えなかったり自分自身がわからない状態であっても信じられるものはある。それこそが
リアルなのだと思う。 そんな恐怖にも似たわくわくが常にわたしの中にあり、制作の原動力
となる。わたしにとって絵画は、自分と世界とをつなげる中間地点に存在しているのかもし
れない。
絵を見て、たち現れた図像や色や形に、こうするしかなかったんだと、絵と見るひとの 間で
どうしようもない必然が生まれたら、わたしの目指すものになる。」
Room_412