開催時間 |
13時00分 - 19時00分
平日13:00〜19:00、土日祝13:00〜20:00 ※最終日のみ17:00終了 ※入場は閉場30分前まで |
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休み |
会期中無休
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クリエイター在廊 |
有
毎日在廊予定 |
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 撮影時にフラッシュはご遠慮ください。その他、写真・動画撮影は行なっていただけます。 撮影した画像をSNS等で投稿して下さる際には、ハッシュタグ(#YUGEN Gallery)をつけて頂けますと幸いです。 |
作品の販売有無 |
販売有 作品はYUGEN Gallery公式サイトからご購入頂けます。 また、お買い上げいただいた作品は展示終了後発送となりますのでご了承ください。 |
子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
https://yugen-gallery.com/pages/inquiry
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒107-0062 東京都
港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F |
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最寄り駅 | 外苑前 |
電話番号 | 03-6380-6165 |
現代アートギャラリー「YUGEN Gallery(東京・南青山/運営:株式会社ジーン)」では、2024年11月8日(金)〜11月25日(月)の期間に馬場敬一による個展「死と再生のイニシエーション」を開催します。
画家、馬場敬一は「描き、壊し、再生する制作工程を繰り返す事は、一度死んだ魂を再生する為の通過儀礼として、生きる為に必要な行為」といい、積層ダンボールに絵を完成させ、ナイフで絵を傷つけ、半立体に再構築、樹脂で硬化、という4 工程で、誕生、死、再生、永遠を表現し、「RESIN 死と再生」シリーズの作品を生み出しています。
このシリーズ作品は3年前に画家が経験したうつをきっかけに制作し始めたものとなり、作品には画家自身をはじめ、死を象徴するドクロ、傷だらけの女神が登場します。うつによる心の痛みを受けつつ、その感受を作品に落とし込み、一連の制作工程において自分自身の魂への救済が得られ、輝く再生に転化します。
馬場敬一の作品を通じて、傷や痛みの先にある生命の姿と出会ってみてください。
ステートメント
破壊や苦痛をテーマに、人間存在が抱える負の側面を描くことで表現を追求してきた馬場敬一。かつては虐げられる民族、性的搾取の対象となる女性など、社会的弱者の悲哀や諦めを傷として表現してきた。
最愛の母を一人で看取ったあとに訪れた虚脱感、そしてうつ。作家を恢復させたのは、ダンボールに描き、それを切り、立体に造形したものをつややかに樹脂で固めるという新しい表現手法によってだった。
本展で紹介する最新シリーズ「RESIN 死と再生」は、3 年前に患ったうつから回復する過程で制作を開始した。描き、壊し、起こし、固めるという一連の作業手順そのものが、表現の内容と完全に一致している。創り、破壊し、蘇らせ、定着させるという段階を踏むということ。一つの工程を終わらせ次のステップに進むこと。区切りのある工程一つひとつが、うつから抜け、自らを癒すセラピーとして機能したのだ。
描く世界も変化した。かつては自身の感じる痛みを、社会問題に共鳴させ描いてきたが、現在はうつの日々で彼自身が受け、くぐり抜け、体験した痛みや傷を、個人的な神話として表現している。自分と髑髏と女神に絞ったモチーフは、うつの日々で作家自身が出会い、向き合った存在だ。
制作開始から約1 年でうつを克服。ただひたすらの苦痛や時間が止まったような暗黒、死に誘われ囚われそうになる恐怖とそれに抗う生命力や人間力を封じ込めた、極めてナラティブな作品群となった。
本展は初のロングインタビューを収録した冊子、制作工程を記録したムービーを用い、約30 点のダンボール× レジン作品が一堂に会するシリーズ集大成の展覧会となる。
世界保健機関(WHO)が、2030 年までに社会にとって最も大きな疾病負担になるであろうと指摘するうつ病。しかし、うつは必ず治る。治癒に至る道程には、その者の生業が大きく寄与することもわかってきている。地を這いながら昏く狭いトンネルを進み、立ち上げた馬場敬一の世界が、一条の光となることを願う。
YUGEN Gallery