Ryoichi Nakamura Immigrant

a study of identity, 2020, Photo emulsion on brass plate, 7" x 5"

a study of identity, 2020, Photo emulsion on brass plate, 7" x 5"

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    会 期
    20200926日 -  20201024
    開催時間
    12時00分 - 19時00分
    休み
    日曜日,月曜日,火曜日,祝日
    *状況に応じて変更になる場合がございます。ご来廊の際は「マスク着用・アルコール消毒」のご協力お願い致します。発熱や咳等の症状がある方はご遠慮ください。
    入場料
    無料
    作品の販売有無
    販売有
    この情報のお問合せ
    KOKI ARTS
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    KOKI ARTS
    住所
    〒101-0031 東京都
    千代田区東神田1-15-2 ローズビル1F
    最寄り駅
    馬喰町
    電話番号
    03-3865-8650

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    この度、KOKI ARTSでは中村亮一の個展「Immigrant」を開催致します。当ギャラリーでの3回目の個展となる本展では、「a study of identity」シリーズから新作を含む400点以上を展示致します。

    「a study of identity」シリーズは、第二次世界大戦中にアメリカ政府により強制収容所に送られた日系アメリカ人の肖像であり、日米両国の間で揺れる複雑なアイデンティティーに着目し制作された作品です。75年以上前の人々の肖像でありながら、今年アメリカや世界中で起きている様々な出来事を考慮すると現代社会との強い関わりが見えてきます。

    中村亮一(1982年生まれ)は、2003年に単身ベルリンへ渡り(東京造形大学を自主退学)、2004-2008年までベルリンで作家活動を行う。2006年ベルリン・ヴァイセンゼー芸術大学にて、カタリーナ・グロッセ教授の授業に聴講生として参加。帰国後は東京を拠点に活動を続けており、2015年8月-2016年8月はポーラ美術振興財団在外研修員としてアメリカに滞在。近年の主な展示では、EUREKA (福岡、2019年)、ギャラリー椿GT2 (東京、2018年)、SPRING/BREAK Art Show (ニューヨーク、2018年)、KOKI ARTS (東京、2016年)での個展、Gallery t (東京、2017年)、YIRI ARTS (高雄、2016年)での二人展、KOKI ARTS (東京、2019年)、東京都美術館 (東京、2019年)、フォーダム大学 (ニューヨーク、2019年)でのグループ展など。「a study of identity」はビル&メリンダ・ゲイツ財団のコレクションに収蔵。

    作家ステートメント
    日本を出てベルリンに移り住んで初めて外国人になった。漠然とした日本人であるという自らの国籍や人種について実感して再認識できたのは、至る所で投げかけられる「あなたは違う」という視線だったかもしれない。発展途上だからと蔑視していた他のアジア人と一括りにされたり嘲られて、否定したり怒ったりする自分自信が彼らを差別していること、そしてまるで日本人が名誉白人の権利を有しているような勘違いに気づく事ができた。外国人として暮らしたベルリンで、多くの民族が共生し合い、互いの違いをぶつけ合い、時に衝突しながらも理解し容認し合う社会に少しでも参加できたことは、極端に違う環境で育った自分にとって大いに有意義な体験であり、今に繋がる大切なきっかけだったと言える。
    少子高齢化による労働者不足を補うために、これまで以上に外国人労働者を受け入れるという。日本にとって他民族との共生社会とはどういうものなのだろう?日本は世界に開かれた国際社会だというが本当にそうなのだろうか?自分が育ち誇りを持って生きてきた社会に関心を持つのは当然な成り行きだったと思う。
    今までも多くの移民と呼ばれる人々は住んでいる。存在を無視していたわけではない。だが「違う」ということで隔てられてきた彼らと向き合ったこともない。他人事と思って今まで端に避けて先送りしてきた、私たちにとっての当たり前が当たり前でない、異なる文化的背景で育ってきた人々と共存し合う社会を、いよいよ自分たちも迎えようとしている。多様性や共生とよく耳にするが、放置されてた自分たちの意識も大きくアップデートしなければいけない過渡期なのかもしれない。自分にとって大切な人々が、悪気ないつもりで差別的なことを言うのも、同調して嘲笑する姿も見たくない。この展覧会で一個人の願いではあるが、その想いを作品を通して伝えることができたなら嬉しい。
    中村亮一

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