南舘 麻美子 「 cold snap 」

“ 狼に獅子ブローチ ” 木凹版メディウム剥がし摺り 455×380mm 2019

“ 狼に獅子ブローチ ” 木凹版メディウム剥がし摺り 455×380mm 2019

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会 期
20191115日 -  20191124
開催時間
12時00分 - 19時00分
最終日17時00分まで
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
s+arts
情報提供者/投稿者
開催場所
s+arts
住所
〒106-0032 東京都
港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F
最寄り駅
六本木
電話番号
03-3403-0103

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

s+arts(スプラスアーツ)より、南舘麻美子 個展「cold snap」の開催をお知らせいたします。 

「木版凹版メディウム剥がし刷り」という、プレス機を使わずにメディウムによってインクを剥がしとる特殊な版画技術で制作を続ける南舘麻美子。記憶や認識の曖昧さと、現実の交差を探るようにして、版画独特の凹凸や艶、物質感による自身の世界観の表現を追求しています。

「誰もが過去にどこかで経験した様な既視感の中に、物語性のある作品が作りたい」と語る南舘の作品に登場する人や動物は、真剣な表情をしているにも関わらず、どこか温かみのあるような感覚を覚え、ノスタルジックな雰囲気を醸し出します。そこには、幼少期を北国の自然と都市の間を行き来しながら育った南舘が、未だに幻想的に感じているという風景が土台となっているのが理由の一つだと言えるでしょう。大人になりきれない自分や弱い自分がいることを受け止め、幼少期からの記憶や不安・恐怖・喜び、ルーツをテーマに、現実、空想、夢を行き来しながら作品に落とし込むことで、同じく儚いものや弱いものへの応援の意を含めて制作をしています。

本展タイトル「cold snap」とは、突然の寒波が到来する季節の意の他に、ぱちりとブローチを留める音、つららの折れる音などのスナップ音など、北国育ちの南舘にとって特別な季節である冬の愛おしい風景や感覚を、スナップ写真或いは氷華のように氷の中に固めてとっておきたいという想いを表しています。

懐かしい記憶と感覚に語りかけるような南舘麻美子の世界観を、是非お楽しみ下さい。

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