ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》10902年 油彩/カンヴァス 178x80cm ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
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    会 期
    20190424日 -  20190805
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    ※毎週金・土曜日は、4・5・6月は20時00分、7・8月は21時00分まで。
     4月28日(日)〜5月2日(木)と5月5日(日)は20時00分まで開館。
     5月25日(土)は「六本木アートナイト2019」開催に伴い22時00分まで開館。
    ※入場は閉館の30分前まで。
    休み
    毎週火曜日
    ※ただし4月30日は開館
    入場料
    有料
    一般 1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下入場無料
    ※( )内は20名以上の団体、および前売り料金 ※障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料。
    展覧会の撮影
    不可
    一部撮影可
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    国立新美術館
    住所
    〒106-8558 東京都
    港区六本木7-22-2
    最寄り駅
    乃木坂
    電話番号
    050-5541-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

    19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは、絵画や建築、デザインなど、それぞれの領域を超えて新しい芸術を求めた、ウィーン独自の装飾的で煌びやかな文化が開花しました。今日では「世紀末芸術」と呼ばれるこの時代に、画家グスタフ・クリムト(1862-1918)やエゴン・シーレ(1890-1918)、建築家オットー・ヴァーグナー(1841-1918)、アドルフ・ロース(1870-1933)など各界を代表する芸術家たちが登場し、ウィーンの文化は黄金時代を迎えます。本展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く新しい試みの展覧会です。18世紀の女帝マリア・テレジアの時代の啓蒙思想がビーダーマイアー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へとつながっていった軌跡をたどる本展は、ウィーンの豊穣な文化を知る展覧会の決定版と言えます。

    [みどころ]
    絵画、建築、応用芸術、音楽 ―
    ウィーンの芸術文化の全容が分かる総合展

    本展では、時代を18世紀中頃にまでさかのぼり、のちのウィーン工房に影響を与えたビーダーマイアー時代の工芸や、芸術都市へと発展する起源となった都市改造計画など、ウィーン世紀末文化に至るまでの歴史背景にスポットライトを当てます。絵画や工芸はもちろん、建築、デザイン、インテリア、ファッション、グラフィックデザインなど、当時の写真や資料、本展のために特別制作したウィーン市の都市変遷映像など、“芸術の都”ウィーンで育まれた芸術世界を網羅的にご紹介します。

    クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点
    ウィーン世紀末の巨匠の傑作が集結

    クリムト、シーレ、ココシュカらウィーン世紀末の巨匠が遺した作品の数々を一挙、ご紹介します。クリムトが最愛の女性を描いた≪エミーリエ・フレーゲの肖像≫をはじめとする油彩画に加え、素描、ポスターなどのグラフィックを通して、モダニズムの黄金時代を築いた作家たちの作品世界に深く迫ります。
     また、クリムトに影響を与えた画家ハンス・マカルト(1840-1884)による1879年の皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリーザベトの銀婚式記念パレードの絵画、作曲家アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)が描いた絵画作品なども見どころです。

    ウィーン・ミュージアムの至宝が一堂に
    ヨーロッパ有数の博物館として知られ、100万点におよぶ所蔵品でウィーンの歴史や文化を今に伝えるウィーン・ミュージアム。改修工事に伴い、同館の主要作品をまとめて公開する本展が実現します。出展作品は、個人所蔵の作品をあわせて約400点。歴史ある同館が誇る貴重なウィーン世紀末のコレクションをオーストリア国外で目の当たりにできる、またとない機会となります。

    [他にもみどころたくさん]
    建築ファン必見!
    オットー・ヴァーグナーをはじめ、ウィーン分離派やモダニズム建築の貴重なデザイン画、模型を数多く展示

    インテリア・ファッション好き必見!
    ビーダーマイアー様式からウィーン工房まで、ウィーンのモダン・デザインの全貌を紹介

    音楽ファン必見!
    モーツァルト、シューベルト、シェーンベルク。ウィーンが生んだ音楽家にまつわる展示品も多数出展

    歴史好き必見!
    女帝マリア・テレジアからウィーンの世紀末まで、ハプスブルク家の栄光から終焉へと向かうまでの歴史を美術作品を通して紹介

    主催・協賛・後援

    主催:国立新美術館、ウィーン・ミュージアム、読売新聞社
    後援:外務省、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、ウィーン市、ウィーン市観光局
    特別協賛:キヤノン
    協賛:花王、大日本印刷
    協力:ANA、DNPアートコミュニケーションズ、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、ルフトハンザ カーゴ AG

    平均:4.0 
    レビューした人:1 人

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      • ウィーン・モダンという名前の通り、世紀末ウィーンの歴史を見せていただきました。まず目に入るのはマリア・テレジアの巨大な肖像画。そしてフランツ・ヨーゼフ2世の若かりし頃から晩年までのお姿。奥様エリザベートの美しい肖像画。皇帝が改革を進めたウィーンの街並みや建物の変遷。当時の流行の音楽家シューベルトを囲む人々の姿と、そのころの家具や調度品、ドレスなど、当時のウィーンを順を追って見せていただきました。そしてようやく世紀末ウィーンの画家たちのコーナーへ。クリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」は、撮影もOKだったので、驚きました。さらにシーレやココシュカにと続き、かなり疲れました。音楽家、建築家、都市デザイナーなど、きっと幅広い方々に向けての展覧会だったと思うのですが、かえって散漫になってしまったような気がします。クリムト展のように一人の方に絞ってもらった方が、私の好みでした。

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