開催時間 |
10時00分 - 16時30分
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休み |
水(12月26日~1月6日は休館)
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入場料 |
有料 一般:1000円(900円)、高・大学生:500円(400円)、中学生以下:無料 ※( )内は20名様以上の団体割引 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
ベルナール・ビュフェ美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒411-0931 静岡県
長泉町東野クレマチスの丘515-57 |
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最寄り駅 | 三島 |
電話番号 | 055-986-1300 |
南インド・チェンナイの出版社「タラブックス」。1994年に設立され、ギータ・ウォルフとV.ギータという二人のインド人女性が中心となって活動しています。タラブックスを代表するのが美しいハンドメイドの絵本。インドの民俗画家による絵を、ふっくらとした風合いの紙に版画の技法で印刷し、職人が糸で製本した、工芸品のような本です。インドには各地に多様な民俗芸術の伝統があり、画家たちは住居の壁や床に描いたり、工芸品を作ったりしています。彼らの多様な視点や表現は、世界にはもっと違った見方や価値があるのだと教えてくれます。多くのインド人にとってもなじみの薄かったこうした民俗芸術を出版に結びつけたのは、とても画期的なことでした。
ハンドメイド本以外にも、タラブックスは多彩な本を刊行しています。画家、編集者、デザイナー、印刷職人らによるチームワークから生み出される本は、教育や社会問題をテーマにしたもの、本の形状に特徴があるものなど、とてもユニークです。
本展は、タラブックスの本づくりの全容を伝える初の展覧会です。ハンドメイド本を中心に、本や原画、写真や映像などを通じて、その魅力をたっぷりとご覧いただけます。
[展覧会の構成]
1.タラブックスの歴史を刻んだ本
初めてシルクスクリーンでつくった絵本、本のかたちを追求するきっかけとなった本など、設立から10年間に発行された本の中から、歴史を刻んだ10冊を紹介します。
2.ゴンド芸術と『夜の木』
タラブックスはインドのさまざまな地域の民俗画家たちと組んで、彼らの作品を本として世に送り出してきました。なかでも、インド中央部に暮らすゴンド族の芸術家との取り組みは数も多く、『夜の木』は、タラブックスを世界中に知らしめる代表作となりました。『夜の木』をはじめ、ゴンド族との仕事を原画や資料で紹介します。写真家の松岡宏大氏が、ゴンド族の村で撮影した写真もあわせて展示します。
3.民俗画家との本づくり
民俗の伝統的な話をどうやって本にしていくか、それぞれの伝統やスタイルを保ちながらも、どんな新しい挑戦をしていくか、タラブックスは、各地の民俗画家たちと話し合いを重ねながら、本をつくっていきます。さまざまな民俗画家とつくりだした、絵本の原画を展示します。
4.語りから本へ、本から語りへ
インドの民俗芸術の中には、語りと絵でお話を伝える伝統があります。このような伝統を本にするとき、タラブックスは造本やレイアウトを工夫したり、語りの声の味わいを残すように努めたり、様々な挑戦をしています。たとえば、西ベンガル州のポトゥア(絵巻物師)に伝統的な語りや新しい物語を本のかたちで表現してもらっています。本展では、語りにつかわれる絵巻物もあわせて展示します。
■バナナの葉っぱをお皿に! 南インドの定食「ミールス」食べ放題!
インド料理ユニット、マサラワーラーによる南インドの定食を体験しよう!
日時:11月23日(金・祝)12:00-13:00
定員:60名(要予約 ベルナール・ビュフエ美術館055-986-1300まで)
※申込みは、9月29日(土)10:00より受付開始
参加費:2500円
場所:クレマチスの丘アカデミーフォーラム
料理・お話:マサラワーラー
インド料理を作るのが大好きで、いつも作りすぎてしまうのでもっと作りたい!だったら食べたい人を集めて食べてもらえばいいじゃん!ということで、店は持たずにいろんなところでインド料理を作る、武田尋善と鹿島信治の2人組。共著に『南インドカルチャー見聞録』がある。
■おぐまこうきさんのらくがきワークショップ
タラブックスから絵本「The Barber's Dilemma (とこやさんとすごいひげ)」(2017年)を出版したアーティスト、おぐまこうきさんによるワークショップ。らくがきから何か生まれるかな?
日時:11月24日(土)13:30-15:30
定員:15人(小学生まで)*保護者の方と一緒にご参加ください
(要予約 10月7日(日)10:00より受付開始
ベルナール・ビュフェ美術館055-986-1300まで)
場所:ビュフェこども美術館
参加費:1000円
講師:おぐまこうき
イラストレーター、保育士。2014年9月より半年間、出版社Tara Books のアーィティスト・イン・レジデンスとして南インド、チェンナイに滞在。絵本の制作と、現地の子ども達と一緒にワークショップを行う。
後援:公益財団法人日印協会、静岡県教育委員会、長泉町教育委員会、清水町教育委員会、裾野市教育委員会、沼津市教育委員会、三島市・三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
企画協力:Tara Books、ブルーシープ