『オノデラユキ - 窓という装置をめぐって』展

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会 期
20180907日 -  20181014
開催時間
12時00分 - 19時00分
最終日17時00分まで
休み
月・火・祝
入場料
無料
作品の販売有無
販売有
この情報のお問合せ
ギャラリーキドプレス/Gallery KIDO Press
情報提供者/投稿者
開催場所
ギャラリー キドプレス
住所
〒101-0021 東京都
千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 204号
最寄り駅
末広町
電話番号
03-5817-8988

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 ギャラリーキドプレスでは、2018年9月7日(金)から10月14日(日)まで、パリを拠点に国際的に活躍する写真家、オノデラユキによる版画作品と写真作品を紹介する『オノデラユキ - 窓という装置をめぐって』展を開催いたします。本展では、キドプレスにて2009年に制作されたフォトグラビュールの版画作品「古着のポートレート」(2009年)の5点とともに、これまであまり発表されてこなかった小作品のゼラチン・シルバー・プリント(銀塩写真)の中から《窓》に関わる作品を、オノデラ自身が厳選した写真作品12点を一堂に展示いたします。

また、今回展示される写真作品は、過去のシリーズから数点ずつ、モンマルトルの空を背景に約50点の古着を窓辺に1点ずつ立たせて撮影した「古着のポートレート」(1994年)を起因として、様々な意味合いを想起させる《窓》をテーマに選出されています。
「古着のポートレート」に至る経路上にあり第1回〈写真新世紀〉(1991年)の受賞作品でもあるシリーズ「君が走っているのだ。僕はダンボの耳で待つ」(1991年)、古着の袖から空を垣間見た「From the Sleeve」(1993年)、美しい青い色調の「窓とコップ/Window and Glass」(1993年)、古着のポートレートと同じモンマルトルのアパルトマンの窓辺で撮影されたシリーズ「鳥」(1994年)、オノデラユキとアキルミのユニットプロジェクトLes KiKiによる永遠のパリを描くシリーズ「レ・キキのパリ/Les KiKi de Paris」(1996年)、東京郊外の家々を浮遊する光の箱のように捉えた作品シリーズ「窓の外を見よ」(2000年)、中心に明るい大きな窓がある部屋に世界各地の地名を標識のオブジェが配置されたシリーズ「世界は小さくない−1826」(2012年)という7つのシリーズから、今回は《窓》に関わる作品としてオノデラにより編集されることで、当展示に出品される写真はシリーズという枠組みから解放され、新たな側面を見出す可能性に満ちた内容にもなります。そして《窓》はそのとき、部屋の窓、窓辺、カメラという箱の窓、あるいは写真のフレーム、もしくは写真という枠組みそのものであるのかもしれません。制作の現場でもある版画工房のギャラリースペースだからこそ実現した試作的な展示内容を、オノデラの写真作品に内在する多様な視覚表現と思考の痕跡を辿りながら、そのオノデラの窓からも飛び出し想像の翼を羽ばたかせるように

関連イベント

展覧会初日の2018年9月7日16:30〜17:30に、オノデラユキによるギャラリートークを開催いたします。
本展を通してオノデラユキの作品の世界観を自身の言葉で語りながら、ご来場の皆さまとの和やかな会話が生まれる場にもなりましたら幸いです。どうぞお気軽にご参加ください。

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