開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
月曜日&祝日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
info@kiyoshi-art.com
TEL (81)03-6432-9535 FAX (81)03-6432-9536 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒1060031 東京都
港区西麻布3-20-14 梅田ビル1階 |
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最寄り駅 | 六本木 |
電話番号 | 03-6432-9535 |
今回展示されるシリーズ作品「阿修羅浄界」は2015年に中国北京・蜂巣当代芸術センターでの展覧会を成功裡に終え、東京のKIYOSHI ART SPACEが主催する巡回展ではバーチャルな阿修羅群像、畜道「貪婪蛇」、浄土風景における絵画作品、人体模型を使った立体インスタレーション作品「島」、また新生児と衰亡、水中、原始的な自然をイメージとした映像などの要素を集合させたものからできている。
現代における様々な嘘、悪、醜さ、環境汚染などの極端な社会の現実について、宋琨は「阿修羅」と「浄界」の名を借りて、二元対立である「現代人の阿修羅の人格」と「幽玄の境」を併置したかのようなマジックリアリズム感の空間も作り上げている。阿修羅肖像のイメージは、変幻自在で多彩なスタイルと隠された象徴性を呈しており、さらにイメージを改造させた手法を使い、具象的な情緒描写を回避して、中立的な表象で強調している。そのため、「もののあわれ」の感覚が現れ、美学的な意味での道徳指標を与えるものであり、阿修羅乱相の背後には現実における人間自身の「六道輪廻」への詳細な観察がある。また、宋琨は浄土の風景イメージを処理する際に神秘で静寂な雰囲気を作り上げ、仏教における極楽浄土のシミュレーションを通じて、「浄界」の存在も提示しているのである。
「浄界」、「阿修羅」、「畜道」それぞれにおいて、より多くのものは開放的で世間化された関連を持っており、その根源は個体の自然の生命と信仰の本質への自覚と菩提心である。宋琨はそれに美学的な指摘を行い、一つ一つの根源的な思考を生み出し、ビジュアル・イメージの姿でいかに善巧方便(衆生を救うための様々な方便)を行うかという道筋を述べている。
清アート株式会社