開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
木曜日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
この情報のお問合せ |
原倫太郎 rh@hfj-ami.jp
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒162-0805 東京都
新宿区矢来町114 高橋ビルB2 |
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最寄り駅 | 神楽坂 |
電話番号 | 03-3269-1202 |
AYUMIGALLERY/CAVEでは原倫太郎の個展「上昇と下降 Ascending and Descending」を開催致します。
原倫太郎はこれまで「変換」をキーワードにデジタルなエレメントをアナログ的手法で、主に立体作品やインスタレーションを中心とした作品制作をしています。その多くは身近な素材から機械的なパーツを自身で制作し組み合わせ、モーターを仕掛け、動く立体、動くインスタレーションとして発表されます。
本展のタイトル「上昇と下降 Ascending and Descending」はM.C.エッシャーの代表的な版画作品からの引用ですが、描かれているのは無限回廊の階段を昇る人たちと下る人たちが、永遠に歩き続けている姿で、そこには始まりも終わりもなく、また、上がっているのか下っているのか分かりません。
今回の展示作品のひとつ「上昇と下降 音と色彩」は、中空に張り巡らされたテグス糸(線)の上を、ボール(点)が空間をスキャンするかのようにゆったりとした速度で進み、宙に浮遊しているかのように見えたり、重力に逆らって上昇したりしているかのような錯覚を起こすと共に、ボールの移動がアナログ・シンセサイザーのような無段階に変化する低音のノイズを発生します。
現代の経済社会の繁栄は、工業製品の大量生産と大量消費によってもたらされてきました。また、それらに次いで情報の蓄積とデジタル化が進展しています。原の作品はこれらの機械的な構造や運動に着目し、それらを自らの手によって作品化することで、資本主義や、都市で生活する人々のスペクタルに支配された日常生活への批判を提示しているのではないでしょうか。
5年ぶりとなる個展にぜひ足をお運びいただければ幸いです。
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