大谷一生 「ONE」

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会 期
20151211日 -  20151226
開催時間
11時00分 - 19時00分
休み
日・月・祝
入場料
無料
この情報のお問合せ
MEGUMI OGITA GALLERY
情報提供者/投稿者
開催場所
MEGUMI OGITA GALLERY
住所
〒104-0061 東京都
中央区銀座2-16-12 銀座大塚ビルB1
最寄り駅
東銀座
電話番号
03-3248-3405

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

 この度メグミオギタギャラリーでは、銀座2丁目のスペースでは初となる大谷一生の新作個展を開催いたします。
 大谷一生(b.1977)はYMO高橋幸宏を筆頭に数々のミュージシャンへのCDジャケットへのアートワーク提供、ファッションブランドSOEやPaul and Joe sisterとのコラボレーションなど、ジャンルをこえて活躍の場を広げてきました。
 一生は、アートというジャンルについて回る難解さを極力排除し、等身大の愛をもって心地よいと思える作品を追求することによって作品を生み出します。ライブペインティングのような躍動感のある線とポップな色彩で描かれる一生の動物たちは、友人や家族のような愛情に満ちたエモーショナルな眼差しで、見る者の心を捉えてきました。

 今展「ONE」では、そのタイトル通り”ひとつになる”という意味が込められた最新作品を約30点を展示します。一枚のキャンバスの中に、動物や人間、テキスタイルが印象的な妹Sikakuicoの鞄や自身の絵画など、様々なもの全てが等しく同じ強さの線で等価値に描かれています。
ひとつひとつのモチーフは具象ですが、全てが等価値に描かれた画面の中で、境界線は曖昧になり、親しい人の部屋にいるような感覚を生みながらも、どこか地続きの抽象作品のようにも見えます。
 今の現代美術の世界において、難解さを排除した理解しやすさは、時にタブーとされ揶揄される傾向にあります。しかし、ネガティブな発信力の方が強い訴求力を獲得しがちな現代社会において、対立構造喚起するような突出した表現に走るのではなく、敢えて融合することに本質を見出そうとする一生の姿勢は真に創造的です。
 同時にそのスタイルはかつてウォーホルが彼の作品において表面にしか本質がないと唱ったことで古典芸術やモダニズムを尻目にアート界のスターダムへと駆け上がったように、現代美術の文脈においては最大の破壊行為と言っても過言ではないでしょう。
 創造と破壊のポップスター、大谷一生の真骨頂に是非ご期待ください。

【同時開催】
MABO & sikakuico “TWO"
一生とアトリエを共にする、妹でありレザークラフト作家のsikakuicoと、銅作家MABOの新作展をプロジェクトルームにて同時開催します。
 sikakuicoのレザークラフトは、彼女の内面から湧き上がる物語をレザーに転化するという
プロセスを経て形になります。「誰かと誰かが一緒にいると関係が生まれて話は始まる」という
テーマそのものに、彼女の創作する作品はまるで生き物のような個性的な表情で1点1点異なる物語を語りかけてきます。全て手作業で丁寧に創られる最新シリーズの鞄、ポーチなどのレザークラフトに加え、2014年にShowcaseで開催した一生との2人展で発表し話題を呼んだ人形作品の新作を展示販売します。

 MABOは02年銅板作家赤川BONZEに師事、銅を中心に様々な素材を使った作品を手がけ、
国内外の展示会参加などの経験を経て11年独立しました。熱する・叩くなどの加工をすると途端に温かみ、色合い、やわらかさを持った有機的なものに一変する銅という不思議な素材の魅力を活かしたものづくりを続けています。今展では、ライブペインティングのように、モデルを前にその場で鍛金し制作したユニークなレリーフ作品を中心に、最新のオブジェや日常の中で愛でることのできるランプなど立体作品を出品予定です。

関連イベント

レセプション: 12月11日(金) 17:30 - 19:30 

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