開催時間 |
10時00分 - 18時00分
金曜日は19時30分 まで ※入場はそれぞれ閉室の30分前まで |
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休み |
月曜日
祝日は開館、翌日休館、12月28日~1月3日 |
入場料 |
有料 一般1,600円(1,400円)|大高生1,000円(800円)|中小生500円(300円)(税込) ※( )内は前売および20名以上の団体料金。※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)。 ※学生料金で入場の際には学生証をご提示ください。※障がい者手帳などをご提示の方と付き添い1名までは無料。 ※上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます(ただし催事により有料の場合があります)。 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
京都文化博物館 Tel. 075-222-0888(代表)
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒604-8183 京都府
京都市中京区三条高倉 京都文化博物館 |
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最寄り駅 | 烏丸御池 |
電話番号 | 075-222-0888 |
2024年11月23日(土・祝)~2025年2月2日(日)の期間、京都文化博物館にて「日中平和友好条約45周年記念 世界遺産 大シルクロード展」を開催いたします。
シルクロードはユーラシア大陸を横断し東洋と西洋を結んだ大交易路と一般に知られています。自動車も汽車もない時代に、草原や砂漠、雪山を越え、時には命をかけて人や物がここを往来しました。地球の四分の一周にもおよぶ壮大な「旅路」は、人類の歴史においても重要な役割を果たしてきたと考えられています。
シルクロードの研究は19世紀後半より始まり、約140年の歴史がありますが、日本では特に半世紀程前のテレビ番組の印象が深く、砂漠の彼方や最果ての地に多くの人が憧れを抱くようになりました。学術的にも、奈良の正倉院に伝わる宝物の故地として、ペルシアや中央アジア、ひいてはギリシア・ローマに起源する文化が注目され、交流の歴史が研究されてきました。そして、近年では、シルクロードが2014年にユネスコの世界遺産に認定されました(「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」)。中国ではこれを契機としてシルクロードへの関心が高まり、学術調査や研究はこれまでにない勢いで進められ、新しい発見が続いています。
本展覧会は、この世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロードの展覧会です。世界遺産に登録された中国国内の遺跡を紹介し、また日本初公開の文物を含むシルクロード文化の精華を公開します。今回は、中国側のご厚意により、これまでにない規模でシルクロードの優品が日本にもたらされます。シルクロードを通じて、日本と中国が長い文化交流の歴史をもつことを、この展覧会であらためて感じていただけましたら幸いです。
展覧会の見どころ
▮いよいよ最終会場! 世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロードの展覧会
▮中国国内27カ所の博物館、研究所からシルクロードの文物、関連資料など約200点出品
▮金銀宝飾品、青銅器、ガラス、陶磁器、壁画、絵画、染織、経典、仏像など一級文物44点を展観
展示構成
第1章 民族往来の舞台~胡人の活動とオアシスの遺宝~
中国では北方や西方の騎馬遊牧民を古来「胡(こ)」(胡人(こじん))と呼んできました。これらはイラン系、トルコ系、モンゴル系など様々ですが、なかでもイラン系のソグド商人は隊商(キャラバン)を組んでオアシス都市を往来し、中国~ローマをつなぐ東西交易だけでなく、文化や宗教の交流にも大きな役割を果たしました。また、北の突厥(とっけつ)、南の吐蕃(とばん)も勢力を増し、独特の文化を残しています。この章では、新疆ウイグル自治区、甘粛省、寧夏回族自治区、青海省、遼寧省などの博物館が所蔵する、西方や北方の香り高い遺宝の数々を紹介します。
第2章 東西文明の融合~響き合う漢と胡の輝き~
漢の武帝の時に東西の交通路が開かれ、以後、大都市の長安や洛陽を中心に西方の文化が採り入れられていきました。多民族国家といわれる唐時代になると中国に居住する胡人も増え、国際色豊かな社会状況を反映して、異国風の装いや美術、音楽が流行しました。この章では、唐時代の名品を中心に、甘粛省、陝西省、河南省、山西省、河北省、浙江省、江西省の博物館の所蔵品を紹介します。
第3章 仏教東漸の遥かな旅~眠りから覚めた経典と祈りの造形~
西暦1世紀ごろシルクロードを通って中国に伝えられた仏教は、経典の漢訳によって広く理解されるようになりました。また、仏像や仏教絵画の制作も盛んになり、地域や民族の趣向に適応して新たな発展を遂げました。この章では、トルファンと敦煌で発見された経典や、新疆、敦煌、さらに中原の各地で収蔵されている仏教美術の優品を紹介します。
主催:京都府、京都文化博物館、中国文物交流中心、毎日新聞社、京都新聞、MBSテレビ
共催:京都市
企画協力:黄山美術社
企画:東京富士美術館
後援:外務省、中国人民対外友好協会、中国大使館