開催時間 |
10時00分 - 17時00分
最終入館16時30分 |
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休み |
5月28日(火)展示替え、6月18日(火)設備点検
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入場料 |
有料 一般1000円(900円)、高校生600円(500円)、小・中学生400円(350円) ※障がい者と介添⼈1名まで各600(500)円 ※幼児無料 ※( )内は20名以上の団体料⾦ 二館共通券: 一般2300円、高校生1300円、小・中学生750円 ※障がい者と介添⼈1名まで各1300円 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
嵯峨嵐山文華館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒616-8385 京都府
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11 |
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最寄り駅 | 嵐山 |
電話番号 | 075-882-1111 |
初公開作品も多数!近世・近代の約190人の美人たちを楽しむ二館共催展
2024年初夏、福田美術館は、近接する嵯峨嵐山文華館との共催で、珠玉の美人画コレクションを一挙公開します。日本では江戸時代に「美人画」というジャンルが生まれました。洗練された衣装や優れた着こなしを絵画として愛でる文化が広まり、浮世絵師たちが描いた作品を多くの人々が求めました。近代に入ると、展覧会の場でも美人画が重視されるようになり、日本画家たちが理想の美人画を追求し、作品は美しく、麗しく妍(けん)を競う時代が訪れます。
画家たちの琴線に触れた実在のモデルを描いたものから、非実在の物語の登場人物に想いを馳せて表現したもの、さらには、記憶の中の美人を理想的な形で再現したものなど、美人画には多種多様な着想や表現をまとって私たちを惹きつけてやまない不思議な魅力があります。
その尽きせぬ魅力の源こそ、「君があまりにも綺麗すぎて」という画家たちの想いにほかなりません。本展では、これをキーワードとして、福田コレクションの中から選りすぐった近世から近代にかけての約190人の美人たちを一堂に集め、その魅力に迫ります。福田美術館では2021年以来約3年ぶりとなる美人画展です。容貌だけでなく、服飾品や背景に至るまで、画家たちがすべてにこだわって描いた美の世界をお楽しみください。
近世から始まる美人画のルーツを辿る—浮世絵美人の変遷
日本における美人画のはじまりは、江戸時代の浮世絵で見られる遊女などを描いた立美人図と呼ばれる作品あたりからと言われています。第1会場の嵯峨嵐山文華館1階展示室では、美人画のルーツとなる浮世絵を紹介します。歌川広重や葛飾北斎など、江戸で活躍した著名な浮世絵師によって描かれたものから、近世に京都や大阪で活躍した画家によるものまで様々な作品を展示します。作品に描かれた女性の髪型や衣服に目をこらすと、当時流行した風俗を知ることができます。
さらに、2階展示室(畳ギャラリー)ではさらに浮世絵の流れを汲む鏑木清方や北野恒富、伊東深水らの近代美人画の名手たちによる作品を通して、時代とともに変化していった浮世絵美人の系譜を辿ります。
また、雪女や幽霊のような実在しない女性や、『源氏物語』など物語の中に登場する美人たちの美しさに着目した作品など、個性豊かな美人画も集めました。
主催:嵯峨嵐山文華館、福田美術館
後援:京都府、京都市、京都市教育委員会、京都商工会議所