開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
日曜日,月曜日,火曜日
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クリエイター在廊 |
有
画廊までお問合せください。 |
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
Eメール: info@tarohei-gallery.com
電話: 03-6262-6905 |
イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒103-0023 東京都
中央区日本橋本町1-7-12 日本橋太郎平ビル |
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最寄り駅 | 日本橋 |
電話番号 | 03-6262-6905 |
東京日本橋本町に位置する太郎平画廊では、5月5日(金)から5月27日(土)まで、松下誠子による個展「良心をさがしてー落下する玩具」を開催いたします。
松下誠子は1990年代、セメントで作った大きく不揃いな球体と鉄の躯体を用いたインスタレーションで現代アートの舞台に躍り出たアーティストです。その後、世界各地で現在に至るまで、パラフィン紙や羽根、ワックスなどの素材を使って表現したクッションやドレスなどの立体、そして実際にパラフィンドレスを身に纏ったパフォーマンス、クチバシをモチーフとしたオブジェやドローイング、絞られた色彩で表現されたアニメーションなど、多彩な作品を発表しています。人間の内面を深く洞察することによって生み出される作品は、時に女性的な姿をとりながらも、わたしたちが意識することのない人間の深部を解放、もしくはえぐり出すような力をもっています。
【アーティスト・ステートメント】
日常の中に取り巻く社会の中に、幼児的なものや愛らしいものが溢れている。
ネオテニーにつながるものや愛着性を帯びたものもあり、時として内部に爆弾を抱えて戦っていることもある。
私といえば、鳥のクチバシ(防衛と供給)とピノキオの長い鼻と壊れそうな多面体の肉体で出来た異種混合のキメラとなって、境界と境界の間の流動性の中を浮流して良心を探そうとしている。
【本展について】
静かに進行する全体主義の中、意見を持つ前に既に醸成された社会的価値観に囚われ、真実や自由の本来の意味を見失いがちな今日。松下誠子が題材とする玩具や可愛らしいものが語りかけるのは、子供たちに向ける大人たちの優しい眼差しや子供たちがそれらに抱いてきたこだわりだけでなく、幼児性に対する承認や歪んだ視線など。一見、女性的、母性的なモチーフを使い、圧倒的な表現力をもって制作された作品の数々は、作家自身の表層と深層をめぐる考察を私たちに提示しています。
主催: 太郎平画廊