開催時間 |
13時00分 - 19時00分
最終日17時まで |
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休み |
休廊:月曜火曜
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
info@morgenrotarts.com
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒107-0062 東京都
港区南青山3-4-7 第7SYビル |
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最寄り駅 | 外苑前 |
電話番号 | 050-3740-0628 |
続野焼譚
会期:2020年2月19日(水)から3月1日(日)
月曜・火曜休廊
13時~19時 最終日18時まで
高山大(陶芸家) 田中小枝(陶芸家) 松山賢(美術家) 薬王寺太一(土創作家)
窯を使わずに、野外で薪、藁や籾殻などで土の造形物を焼くことを野焼きといいます。
火炎や煤によって、野焼特有の景色が現れます。
縄文時代弥生時代はは野焼きで土器や土偶が作られていました。
器・壺・彫刻・絵画などそれぞれ出自の違う作品が並びます。
作家プロフィール
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高山 大 Dai takayama
近年、寺に生まれ育った自分のルーツと陶芸との関わりを意識して制作しています。
今展では、厨子や香炉に見立てた四角い水指や茶碗、花器、菓子器など、黒陶に拭き漆を施した作品を発表いたします。
【 略歴 】
1972 三重県津市に生まれる
1996 近藤髙弘氏に師事
2001 独立
2002 タンザニアにて土器の制作研究
2019 真宗高田派光泉寺 住職継承
【 主な個展 】
2008 パラミタミュージアム小ギャラリー(三重)[同2005・2006]
2012 大阪髙島屋ギャラリーNEXT [同2007]
2015 現代美術艸居(京都)
2016 ギャラリー縄(大阪)[同2010]
2017 翫粋(京都)
2017 横浜髙島屋美術画廊
2018 日本橋髙島屋美術工芸サロン[同2014・2016]
2018 岐阜髙島屋美術画廊 [同2008・2012]
2018 アートサロン光玄(名古屋)
2019 伊勢現代美術館(三重)[同2011]
2019 京都髙島屋美術工芸サロン[同2002]
2020 堤側庵ギャラリー(三重)[同2012]
【 主なグループ展・アートフェア 】
2008 「SOFA」(ニューヨーク)
2010 「NEXT盌展」(ジェイアール名古屋タカシマヤ)
2011 「東海現代陶芸 思考する新世代展」(愛知県陶磁美術館)
2014 「BELOVED たいせつなもの展」(現代美術艸居 / 京都)
2015 「東海・甲信越のうつわ展」(伊丹市立工芸センター / 兵庫)
2016 「縄文ALIVE」(新宿髙島屋)
2017 「Pray-Cherishing Life」(驪州陶磁セサン / 韓国)
2017 「URNEN」(EKWC / オランダ)
2018 「野焼譚」(アートスペース・モルゲンロート / 東京)
田中 小枝 Sae Tanaka
弥生土器に惹かれ、
いつからか、土器ばかり作るようになりました。
おおらかで穏やかで、静かで。
その奥に強さも感じられるような作品を、私も作ってみたい。
ただ、そう思っています。
松山 賢 Ken Mastuyama
岩手県御所野遺跡近くで生まれる。湯舟沢遺跡すぐ横で育つ。
京都市立芸術大学大学院修了。横浜市三殿台遺跡そばに在住。
日本画制作を経て、土器、人形、彫刻をつくりはじめる。
最近は油彩画、野焼きによる陶彫を制作、発表している。
2018年夏の東京国立博物館縄文展ショップにて作品を販売。
2019年のおもな展覧会
個展「土器怪人土偶怪獣」農と縄文の体験実習館なじょもん(新潟)
個展「縄文風時代」横浜髙島屋美術画廊、新宿髙島屋美術画廊
農と縄文の体験実習館なじょもんサテライト展「あざなえる縄のごとく」みうらじろうギャラリー(東京)
「美少女の美術史展」北師美術館(台北)
「あ、コレ知ってる!はにわ、どぐう、かえんどきの昭和平成」新潟県立歴史博物館
薬王寺 太一 Tichi Yakuouji
土器創作について
イタリア留学中、南仏 ヴァロリスの博物館で出会ったメソアメリカの土器や土偶に大きな衝撃を受けた。翻って日本は...?『縄文』に傾倒していったのは、その頃だった。表現や創造する事、日本とは、根源的な生の営みとは...
一介の表現者として最も注視したいのは、卓越した技術もさる事ながら、五感を介して何を感受し造形としてどう反映し具現化されたのかという点である。
社会学を専攻し、本質的な豊かさとは何か?生きるとは?という事を常にテーマとして持っていた事もあり、その時受けた衝撃はそういったテーマにシンクロしていた事に起因したものであり、その後の活動の方向性を指示す貴重な経験となった。
浄火から産まれたその朴訥とした土の塊は長い年月を経た今でもなおパワーを放ち続けている。芸術は時代や社会背景、あらゆるボーダーを乗り越え、対峙した者の心の内奥と対話する事が出来るのだという事を改めて感じさせる。
しかし現代に生きる我々が手放しで縄文礼賛し、縄文風土器をプロダクトとして産むのではなく“今”を創造する事こそ『縄文』と向合う事であると信じている。
特に実践としての『Quark』シリーズは、球体という時代も地域も背景も関係なくごく身近にある形状を基底にして、現代社会で感受し得る様々な万象を収斂し構築する試行錯誤の作業である。また野焼きを中心とした薪焼成は自然のエレメンツ何れを欠いても決して成
し得ない重要な工程であり、土創作と薪焼成合わせて更にブラッシュアップをして行きたいと考えている。
【略歴】
1975 東京生まれ
2000 関東学院大学 文学部 社会学科 卒業 高等学校教諭Ⅰ種(公民科)
2000~ 増穂登り窯(山梨) 篠原勝之氏 制作補助等
2003~ イタリア Argille e dintorni studio (ボローニャ)
2005 如庵窯(佐賀)
2005~06 Anagama project (リトアニア)
リトアニア ゴユースにて穴窯築窯/Raku workshop
2010~ 埋蔵文化財センター(横浜) 調査研究補助
2011 横浜市埋蔵文化財センター内 復元竪穴式住居 甕制作
2012~ 国指定史跡 三殿台考古館 土器づくり講座担当
2014 大田区立郷土博物館講座 穿孔土器制作
2016 横浜市役所庁舎 横浜華道協会華席 花器協力
2018~横須賀市田浦アーティスト村 監修協力 移住
横須賀田浦にて穴窯築窯