開催時間 |
11時00分 - 18時00分
金曜20時00分まで |
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休み |
水・木
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クリエイター在廊 |
有
金・土・日13:00~18:00 |
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
ガルリラぺ
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒466-0811 愛知県
名古屋市昭和区高峯町143-15 |
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最寄り駅 | 八事日赤 |
電話番号 | 052-834-5671 |
“初めて蓮池に出会ったときここは時空を超えて会いたい人に会える場所だと思いました”(水上)
FACE2019入選作『またここで会おう』をはじめ2019年の作品を中心に油彩、紅茶インクによるドローイング作品、陶板画を展示します。
制作について:テーマはoneness。200年後の子孫に美しい地球を残すために人間が何をすべきか…採りすぎたり、汚しすぎたり、使いすぎたりしていないか。生き物の命の輝きを描くことで訴えていきたい。自作の紅茶インクは私を自由にする画材。水性白亜地の上に線を引く。主に油彩で彩色するが、最初の線を最後まで残すか、消すか、付け加えるか考慮し制作している。天然顔料、土、黒鉛なども使い表現の可能性を探る。
「個展によせて」
水上卓哉君の個展が11月から12月にかけて名古屋で開催されると聞き嬉しく思います。
近年、毎年のように個展が開催され、また所属の公募展に出品され、それら巨大な作品を描き続けるエネルギーの源が一体どこからくるのだろうと考えるとき、水上君の若い本能の発露であるのは間違いないことですが、しかしそれだけでは彼を絵に向かわせる原動力にはらないように感じます。今回出展予定の作品を拝見すると今までの海底のセイウチやカメとは異なり、同じ「水」を扱っても新たに登場するのが「蓮」だと知って、成る程なあと合点がいくように思いました。水中から光りさす海上を見つめるのではなく、今度は太陽を直接仰いで成長する蓮そのものように、水上君は外に向い立とうとしているように思えます。絵描きは不思議なもので、画面に現れる形や色彩を無意識に自分に関連づけることがあります。生きる事の願いや幸せ、つらさや厳しさは命ある限りついて回るものですが、描くことでキャンバスに自分を表現する強さがあるのです。画面のなかで遊び、試み、時に表現の淵に沈んだとしてもキャンバスという白い平面空間をひとりで懸命に耕そうとする崇高な意志とでもいうのでしょうか。水上君の新しい画面には、蓮の根っこが張り巡らされた頑強な土壌が感じられます。花がさき、風にそよぎ、どこかで蓮葉がしなるような大きな揺れがあったとしても、蓮という植物はたくましい生命観に満ちていますから、水上君には蓮の胸を借りて思い切り描いてほしいと思います。どんな画面になるか未知の蓮に出会うようで楽しみにしております。
京都造形芸術大学教授
川村悦子
オープニングライブ:Sapgreen音楽ライブ、12月1日 13:00~