姫路市民美術塾 コレクションと対話する Surface is …

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会 期
20180718日 -  20180816
開催時間
10時00分 - 17時00分
休み
入場料
無料
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
姫路市立美術館 TEL:079-222-2288
情報提供者/投稿者
開催場所
姫路市民ギャラリー特別展示室
住所
〒670-0012 兵庫県
姫路市本町68-290 イーグレひめじ地下1階
最寄り駅
姫路
電話番号
姫路市立美術館 079-222-2288

詳細

展覧会内容

 姫路市立美術館ではこの度、「姫路市民美術塾 コレクションと対話する Surface is …」を開催いたします。
 人間は身の回りの世界を視覚、触覚、味覚、嗅覚、聴覚の五感を使って全身で感じ取り、知ろうとします。
 古今東西、美術家は、知覚したイメージを他者と交感し合う可能性を追求してきました。点、線、面、空間、時間、様々な次元を行き来しながら、素材と技術を駆使し、物質による造形的表現によって新たなる芸術の境地を開拓してきました。
 この度の姫路市民美術塾では、物質に対する独自のアプローチによって版画表現を展開する美術家、芳木麻里絵が選んだ当館のコレクションを、芳木の作品とともに展観します。フランスで活躍したブランクーシや井田照一など7作家による館蔵品11 件と芳木作品との対話に全身で耳をすます新感覚の鑑賞をお楽しみ下さい。

展示構成

物質の在り方
インクの層を重ねることで構築される芳木の作品は、素材の質感が作品を形成する上で大きな比重を占めています。ここでは素材が奏でる独自の芸術世界に着目した作家として、彫刻の表面を研磨したブランクーシ、岩絵具に紙粘土を使用した田中竜児の2 人の作品を紹介します。
(出品作品)
コンスタンティン・ブランクーシ 《ミューズ》
田中竜児 《棲(7)》

切り取られた時間の在り方
2016 年以降、芳木はデジタルカメラで撮影した画像を版に起こす作品を制作してきました。被写体を時間や空間から切り取り、新たな文脈の中に置き換える写真に影響を受けた芳木は、部分的に切り取ったイメージを再構築する作品が多くなります。このセクションでは、時間や空間を切り取り、作家独自の世界が展開された作品4 点を紹介します。
(出品作品)
米田知子 《記憶と不確実さの彼方(イラク空爆より帰ってきた米B-52 爆撃機/フェアフォード・イギリス)》
野村 仁 《❛moon❜ score:真空からの発生》(❛moon❜ score より)、《内部構造:弦2》
リズモンド 《時の分割 Ⅲ》

イメージの在り方
井田照一は「Surface is the between」を命題とし、版画技法を使って「もの」の存在を平面作品の
中に構築することに取り組んだ作家です。「版画のなかでシルクスクリーンの技法に惹かれたのは、他の技法にない
刷った後のインクの存在感が印象的だったからです。物質感のあるインクの層が結びついて現在の制作方法に至って
います。」と語る芳木にとって、井田は学生時代に大きな影響を受けた作家の一人でした。
(出品作品)
井田 照一 《Four Stones》、《Series - In front of, In Back of - "Two Stones"》

モチーフへの視点
日常のモチーフを対象に作品を制作する芳木にとって、上野長雄の作品は「作家のモチーフへの愛情、作家がこのモ
チーフを取り扱いたいという強い思い」を感じたといいます。抽象的なモチーフを描いた作品なども制作した上野で
すが、芳木は皿、瓶、茶碗といった身の回りにある事物を題材にした作品を選定。1960 年後半から70 年に掛けて制
作された3点をここでは紹介します。
(出品作品) 上野長雄 《みずさし》、《水仙と徳利》、《皿とつぼ》

出展作家
招待作家:芳木麻里絵
館蔵作家:コンスタンティン・ブランクーシ、リズモンド、井田照一、田中竜児、米田知子、野村仁、上野長雄

主催・協賛・後援

主催:姫路市立美術館

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