開催時間 |
11時00分 - 19時00分
Art Week Tokyo: 11月5日(火) - 10日(日) 営業時間: 10:00 - 18:00 *Art Week Tokyo 期間中のみ営業時間が変わります |
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休み |
月曜日,火曜日
11月5日(火)はopen |
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
NANZUKA UNDERGROUND
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-0001 東京都
渋谷区神宮前3丁目 30-10 |
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最寄り駅 | 原宿 |
電話番号 | 03-5422-3877 |
この度NANZUKAは、1990年生まれ、ジョグジャカルタ在住のインドネシア人アーティスト、Roby Dwi Antono(ロビィ・ドゥウィ・アントノ)の新作個展をNANZUKA UNDERGROUNDにて開催いたします。 本展覧会は、当ギャラリーにおけるアーティストの2度目の個展になります。
アントノの特異な視覚言語は、SFや自然史からインスピレーションを得て、未来主義、ファンタジー、シュールレアリズムを繋ぎます。人間と空想上の生き物、あるいはポップカルチャーの象徴を融合させた現代版シュールレアリスムとも呼べるその作品は、アントノの記憶や経験、想像力を組み合わせて生まれたものです。本展において、アントノは、3年前にした発表したオイル・チョークとオイル・パステルによるキャンバス・ペインティングから、写実的なオイルペインティングに回帰し、重厚で神秘的なシリーズの絵画を制作しました。本シリーズのテーマは、「ライフ・サイクル」だとアントノは語ります。今年、第一子が誕生し、父親となったアントノは、自分の行いが将来子供に良い循環を与えるように、自らの過去を振り返りました。
「LUNAR RITUALS(月の儀式)」と名付けられた今回の個展には、その名の通り全ての作品において象徴的な月が登場します。アントノにとって、月は神秘の象徴です。月自体は暗く、自分で光を生成することはできません。しかし、月が太陽の光を反射して夜に輝く様子は、アントノにとって精神の善良さ、知性、そして内省の象徴となりました。月が再生を表す、というこの信仰は、月が精神的、文化的に重要な意味を持つインドネシアのジャワ文化の豊かな象徴性と一致しています。たとえば、ジャワの太陰太陽暦は、月の満ち欠けに基づいて、宗教的儀式から農業に至るまで、生活の多くの側面を管理します。その周期的な性質は、生、死、再生のサイクルを反映し、輪廻転生と宇宙のバランスへの考えと密接に結びついていると考えられています。また、ジャワ文化において、月は内省と瞑想の象徴であり、女性の力とも強いつながりを持っています。それは、豊饒、育成、そして創造と再生のサイクルに関連し、美、愛、献身を象徴する女神デウィ・ラティと結びついています。この女性的なエネルギーは、ジャワ社会における女性の育成に関する役割を反映しており、月は保護、思いやり、自然の創造的な力を表しています。アントノは、母親が子どもの成長過程に与える影響を暗に象徴的な月の中に込めて描き出し、その重要性を語ろうと試みています。
また、月と共に登場する水もアントノにとって重要なモチーフです。幼少期の頃に飲料水を手に入れることが困難だったアントノは、水を手に入れるために家族と費やした記憶を回想しました。掘削、排水、ろ過、沈殿という清水の泉を作るための必要なプロセスは、アントノにとってより深い意味を齎しました。それは、永遠の痕跡を残した幼少期の記憶の断片であり、非常に感傷的なものだとアントノは語ります。自分の内側を深く見つめ、自分の悪い習慣や否定的な特性を捨て、より有益な人間になりたいという、アーティストの根底をなす純粋な理想を反映しているのです。
「私の作品は、自分の姿を映す鏡のようなものです。多くの場合、それは私が過去を修復しようとする事や未来へ希望を与えようとすることへの自己批判の場でもあります。私はいつも、自分の散らばった記憶の断片をすべて掻き集めて、絵画に変換したいという衝動を感じています。」(Roby Dwi Antono)
本展のレセプションは、10月18日(金)17:00-19:00の間に、アーティストを囲んで開催いたします。
本展を皆様にご高覧いただけますと幸いです。
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