蓮井幹生写真展「私のネオビンテージプリント」

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会 期
20240803日 -  20240818
開催時間
12時00分 - 20時00分
最終日は18時まで
休み
休廊:7日(水),13(火)〜15(木)
入場料
無料
展覧会の撮影
作品の販売有無
販売有 4,000円 ~ (税別)
子連れ
この情報のお問合せ
info@shell102.com
担当:すずき
イベントURL
情報提供者/投稿者
開催場所
gallery shell102
住所
〒180-0003 東京都
武蔵野市吉祥寺南町2-29-10 エクセル井の頭102
最寄り駅
吉祥寺
電話番号
0422-29-8900

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

目黒にある私の暗室には、今までに撮影した大量のネガとプリントが ほぼ全て保管されている。

先日思い立って、私が40代の頃に制作した作品を引っ張り出して見返した。
当時、私はいつもそこにたまたまあったコップやカトラリー、夕食の食材、 路地に咲く花など身近にあるものを気の赴くままに撮っていた。
仕事の撮影でロケに出ても海や川の水面、光の揺らぎや森のマテリアルを その時に手元にあるカメラで、フォーマットなど気にもせずに撮影していた。 
そして毎日暗室で現像し、コダックエクタルアやアグファポトリガなどの
クラシックで上質な印画紙に自家調合した現像液で丁寧にプリントしていた。

今回はそれらの銀塩プリントから十数点を選び抜き展示することにした。
デジタルが当たり前になった今、果たして何年も前にアナログで制作した作品たちは当時と変わらぬ命を今も持ち続けているのだろうか。

写真はプリントされたその瞬間から私の元を離れて旅に出る。

たとえその作品がインクジェットによるものでも銀塩プリントでも同じだが、
その輝きが、時と共に一層増すのはどうも銀塩プリントに思えてならない。
理由は、それらのプリント作品たちを今あらためてここで見つめ直すと、

私の当時の想いや記憶などは見事にかなぐり捨てられて、

一枚の写真として重みを増し、ただ凛とそこに存在するからだ。
写真とは何か? 記録か記憶か? アートか否か? 工芸か?
そして何よりも、写真を美しいと感じることってなんなのかを
いまだに私は考え続けている。
(写真家 蓮井幹生)

写真家 蓮井幹生が40代の頃に撮影をした日常の風景の銀塩プリント。
写真家が撮影をしたフィルムを現像し、印画紙にプリントをしたその時間があって、風景は生まれるのだろう。
丁寧に時間を重ねてきた銀塩プリント
その滋味を味わって下さい。

関連イベント

8月3日(土)初日、18時よりオープニングパーティーを開催します。

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