開催時間 |
10時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで |
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休み |
7月22日 (月)、8月13日 (火)、26日 (月)、9月9日 (月)、24日 (火)
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入場料 |
有料 一般1500(1300)円 高大生1000(800)円 中学生以下無料 |
この情報のお問合せ |
鴻池朋子展実行委員会
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情報提供者/投稿者 |
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住所 |
〒038-0021 青森県
青森市安田字近野185 |
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最寄り駅 | 青森 |
電話番号 | 017-783-3000 |
鴻池朋子の身体は東日本大震災以降、地球の振動を新たな画材と感じ、旅をしては野外の技法を習得し、時に土木工事や縫いものをメディアに「絵」を描いてきました。
昨年より東北でスタートした《メディシン・インフラ (薬の道) 》は、鴻池が各地を巡り、縁のあった場所に自作を展示保管してもらう長期的なプロジェクトで、その活動は福島、岩手、北海道へと少しずつ広がってきています。現在も能登半島地震の被災地の仮設住宅に設置されるカーテン作品を制作中ですが、その住宅も大切な場の一つとなることでしょう。
今回、移動する動物のごとき鴻池から「地図帳やランドマーク」の役目を託された青森県立美術館。そこには新作や現地レポートを通じて、観客に鴻池の軌跡をリレーする充実した中継ぎ役が求められているようです。
「作家やアーティストのようにメッセージや問いを投げかけるのではなく、後はもう自分の体しかない、というギリギリのところまで連れだしたい」と語る鴻池。観客の体がその場に晒された時、アートが人間の本能的なものに向けて、豊かに染み渡るメディシン (薬草) のように機能していくのではないでしょうか。
[展示内容]
本展は、青森県立美術館と国立療養所松丘保養園 社会交流会館の2館での同時開催です。
青森県立美術館
続く地球の振動=鴻池の動物的センサーが捉え、そしてつくる営みを様ざまに紹介します。全国の美術館から車椅子を借り受けアレコホールで展示使用することを通じて列島を覆う美術館のネットワーク・インフラを使いなおそうとする「車椅子アレコバレエ」。身体と場所の間を繕う「物語るテーブルランナー」、「カーテンプロジェクト」。15組の方々が鴻池作品と共に遊び、研究や作品を発表するプロジェクトラボ「新しい先生は毎回生まれる」。そして大量の難民のような「指人形」が私たちを誘導します。随所で発生する「竜巻パラソル」に巻き込まれ、すっかりと換気された私たちは、やがて生まれたての体で松丘保養園へと降り立つでしょう。
国立療養所松丘保養園 社会交流会館
美術館と梵珠山の間、緑豊かな地にある松丘保養園は、国のハンセン病隔離政策により1909年に創立されました。松丘の成瀬豊 (菊池恵楓園絵画クラブ「金陽会」発足メンバー) の作品と金陽会作品約30点が再び交わるほか、鴻池の《物語るテーブルランナーin大島青松園》、新城中学校美術部や北中学校総合文化部員とが《美術館ロッジ》で制作した梵珠山 六角堂休憩所の皮絵、木下直之によるノート公開やお話し、山川冬樹のライブパフォーマンスなど、療養所から今も生み出される創作の数々をご紹介します。
開館時間 10:00-16:00 会期中毎週月曜日 休館 観覧無料
主催:鴻池朋子展実行委員会 (青森県立美術館、青森朝日放送、青森県観光国際交流機構)
後援:青森ケーブルテレビ、エフエム青森、東奥日報社、デーリー東北新聞社、陸奥新報社、青森県教育委員会、青森市教育委員会
協力:ハンズクラフト秋田