開催時間 |
12時00分 - 19時00分
土日11時00分 - 17時00分 |
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休み |
月曜日,火曜日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
アートフロントギャラリー
03-3476-4869 |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-0033 東京都
渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラス A 棟 |
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最寄り駅 | 代官山 |
電話番号 | 03-3476-4869 |
南条嘉毅は1977 年、香川県坂出市生まれ。2002 年に東京造形大学研究科(絵画)を修了。当初は東京を中心に国内外の展覧会やアートプロジェクトに参加するなど精力的に活動し、土を使った絵画表現を中心に制作をしていました。
2016 年に生活の中心を東京から和歌山に移すと、地域のことを体感的に吸収し、平面作品による表現から脱却の兆しを見せ始めます。大きな変化をもたらしたのは、2017 年のアートフロントギャラリーにおける展覧会で発表したインスタレーション作品でした。この作品は同年開催された奥能登国際芸術祭に向けた作家の新しい展開を試行するものであり、暗闇に一筋の光と細かい土が降り注ぎ堆積していくというもので、これまで絵画で表現してきた時間と空間を異なる方法で表現するきっかけを作りだしました。直後に開催された芸術祭では、閉館した映画館を舞台に、使われなくなった道具を主役としてまるで演劇のようなインスタレーションを発表しています。これ以降、南条はこれまでの絵画を中心とした制作からそのスタンスを移し、音、光、空間を使い演出をすることでその土地の歴史や文化を見せるという総合的な表現を追求していくこととなりました。
近年南条の活躍はめざましく、2021 年に開催された、コロナ禍における奥能登国際芸術祭2020+では、ディレクターである北川フラムの大蔵ざらえプロジェクトを受けて、旧珠洲市⽴⻄部⼩学校の体育館を舞台に8組の作家と作品をキュレーションしスズ・シアター・ミュージアム構想を実現しました。また、現在開催中(~9/24)のグループ展「市原湖畔美術館開館10 周年記念展『湖の秘密−川は湖になった』」にも参加し、地域に根差した新作のインスタレーションを披露し注目を浴びています。
南条は今回の個展において、これまでのサイトスペシフィックアートを通して出会った土地の風景から⽔面と古道具を切り取り、その記憶や歴史を鑑賞者に提示することで新たな展開を模索します。本展のタイトルである「Senne(センヌ)」はポーランド語で「眠る」または「夢の中」という意味があるそうですが、南条が訪れた地方の⺠具に眠る忘れられた歴史や個⼈の記憶をすくい上げようというところから名づけられました。作家が特定の土地で出会った風景を鏡の中にとじこめて展示室に持ち込むことで、抽象性を与え新たな風景として変容させた新作のメディアアートを中心に、油絵、古⺠具を⽤いた音の出る彫刻、未発表のドローイングおよびそれらを基にした版画など10 数点と新作インスタレーションを公開します。