開催時間 |
12時00分 - 19時00分
土日11時00分 - 17時00分 |
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休み |
月曜日,火曜日
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入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
子連れ |
可 |
この情報のお問合せ |
アートフロントギャラリー
03-3476-4869 |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-0033 東京都
渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラス A 棟 |
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最寄り駅 | 代官山 |
電話番号 | 03-3476-4869 |
この度アートフロントギャラリーでは冨安由真の絵画作品の展示販売を行います。今回は、昨年の瀬⼾内国際芸術祭で披露したサイトスペシフィックな没⼊型インスタレーション内に展示された12 点の絵画をギャラリーにてご紹介します。
瀬⼾内で披露された作品”かげたちのみる夢(Remains of Shadowings)”は、小泉八雲による短編集『影(Shadowings)』より引用されており、その中の話の一つである「和解」から着想を得ていました。夢と現実の間を、廃墟を舞台に行ったり来たりするストーリーになぞらえ、鑑賞者は廃墟内に実在する「物」、それを描いた「絵画」、またその絵画を移し込んだモニターによる「映像」という3 つの異なる視点を体験するものでした。
現在冨安は主にインスタレーションの作家として認知されていますが、実はそのキャリアを画家としてスタートした作家です。イギリス留学時代には主に心霊現象や心霊写真をモチーフにした人物像を描き、学生でありながらジャーウッドプライズで⼊選するなど、その実力を示してきました。
近年の彼女の絵画はインスタレーションのテーマに沿って描かれています。KAAT 神奈川芸術劇場や房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス、ATAMI ART GRANT の展示では実存する廃墟の中にモノや動物の剥製を配置し、その様子を描くことで親近感がありながら現実感のない白昼夢のような世界を描きました。また一方、2019 年のアートフロントでの個展および、金沢21 世紀美術館での展示においては、作家は自身が過去に見た夢の世界や、夢に関連する世界中の逸話をモチーフにしており想像上の世界を描いていました。
今回は、絵画に焦点をおいた展示となりますが、瀬⼾内で使われた家具や道具など実際のモチーフも同じ展示室内に配置されます。これらの物や絵画は冨安が瀬⼾内の朽ちかけた空き家の中で鑑賞者に向けて仕掛けたもう一つの世界に通じる⼊り⼝でした。今回ギャラリーにて再構成された瀬⼾内の断⽚はニュートラルなホワイトキューブという異なる環境の中で何をどのように私たちに語り掛けるでしょうか?
また、会期中の4 月8 ⽇(⼟)には、作家が瀬⼾内での自身の体験も交えて作品について語ります。その中では今後の冨安の展示予定など新しい情報もいち早くお届けします。その他、瀬⼾内での展示を記録したアーカイブも展示予定で、昨年瀬⼾内にて”かげたちのみる夢”をご覧になった方もそうでない方も楽しめる機会となります。是非お越しください。
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