牧野良三̶̶舞台美術における伝達と表現

オペラコンチェルタンテ「オテロ」 舞台イメージ画 2000 年ごろ

オペラコンチェルタンテ「オテロ」 舞台イメージ画 2000 年ごろ

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会 期
20211129日 -  20211221
開催時間
10時00分 - 18時00分
休み
水曜日
入場料
無料
一般(学外)の方の入館は完全予約制(予定)
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
武蔵野美術大学 美術館・図書館
情報提供者/投稿者
開催場所
武蔵野美術大学 美術館・図書館
住所
〒187-8505 東京都
小平市小川町1-736
最寄り駅
鷹の台
電話番号
042-342-6003

詳細

展覧会内容

 武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「牧野良三̶̶舞台美術における伝達と表現」を開催いたします。
 舞台美術や演出空間における視覚環境の可能性を追求してきた牧野良三が、本展にて提示しようとするのは、「舞台形式が異なる時、どのように情報の差異を伝え表現するのか」ということです。今回は、牧野が実際に携わってきた舞台美術の仕事のうち、歌劇である「オペラ」と、より音楽に焦点を当てた演奏会形式の「オペラ コンチェルタンテ」という二つの形式で上演された演目の資料を比較することで、舞台美術の役割とは何なのかを改めて考える機会といたします。

本展の見どころ
 上演作品の歴史的地理的背景や、登場人物の心情を、観客がイメージとして共有できるように視覚環境としてつくり出すことが舞台美術の大きな仕事と言えます。つまり、演劇が持つ情景を掬い上げ、テーマが要求する状況を的確に捉え、それを舞台に落とし込むことです。そしてそれは、俳優と演奏者そして観客が夢想する「場」のイメージとなります。
 今回は、牧野が実際に携わってきた舞台美術の仕事のうち、歌劇である「オペラ」と、より音楽に焦点を当てた演奏会形式の「オペラ コンチェルタンテ」という二つの形式で上演された演目の資料を比較してみます。オペラが演ぜられるに必要な情報と、オペラコンチェルタンテで望まれるものを掴み、どのように観客に示したのか。
牧野が携わり、つくり上げてきた舞台美術のデザイン画や設定資料の数々を展示し、舞台美術の役割とは何なのかを改めて考える機会といたします。

作家紹介
牧野良三(まきの りょうぞう)
武蔵野美術大学 造形学部通信教育課程工芸工業デザイン学科教授
1951 年新潟県に生まれる。
武蔵野美術大学 造形学部芸能デザイン学科を卒業後、三林舞台美術研究所にてオペラ・バレエ等の舞台美術の設計を担当する。
独立後は、数多くの舞台美術やイベント等のステージデザインを手がける。また商業施設やテーマパークの開発・設計に携わる。

主な業績
[舞台美術]
・1992 年よりオペラコンチェルタンテ(指揮:大野和士、演奏:東京フィルハーモニー
交響楽団)の25 作品の舞台美術を任される。
・1995 年 オペラコンチェルタンテにて文化庁芸術祭大賞(作品賞 美術担当)を受賞。
[イベント、テーマパーク]
・六甲ワンダーワールド ウィザードパレス(プランニング、デザイン)
・ロッテワールド(デザイン、アートディレクション)
・東京モーターショー日産ブース(プランニング、デザイン)
・2002 年 ディスプレイ産業大賞(経済産業大臣賞)受賞(日産ブースデザイン)

関連イベント

[同時期開催]
・「 ART-BOOK: 絵画性と複製性̶̶MAU M&L 貴重書コレクション × Lubok の試み」
2021 年 9 月 6 日(月) – 10 月 2 日(土)、10 月 18 日(月) – 11 月 13 日(土)
・「 民俗資料室ギャラリー展示 29 運ぶ̶̶文化とかたち」
2021年10月25日(月)– 12月18日(土)

主催・協賛・後援

主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
協力:武蔵野美術大学通信教育課程研究室

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