開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
月曜日,火曜日,祝日
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クリエイター在廊 |
有
3月12日(金) |
作品の販売有無 |
販売有 27,500円 ~ 990,000円(税別) お買い上げいただいた作品は展示終了後発送となります。 |
この情報のお問合せ |
info@lokogallery.com
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒150-0032 東京都
渋谷区鶯谷町12-6 |
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最寄り駅 | 代官山 |
電話番号 | 03-6455-1376 |
この度、LOKO GALLERYでは画家の森夕香と陶芸家の西條茜の二人展を開催いたします。京都に拠点を構える森と西條は、京都市立芸術大学大学院修士課程で研鑽を積んだ仲であり、それぞれのアプローチで身体とあるものとの境界について着目をしています。森は日本画を出自とし、自己と外部を隔てる境界が決壊する感覚を捉えようと、表層の美の奥にある内面の表現を探求しています。一方で西條は、関心のある史実上の出来事や事件を丁寧にリサーチして採掘し、そこに潜む「虚構性」を内部が空洞であるという陶器の構造と重ね合わせた作品づくりをしています。
本展は、二名の作家が経験した「身体の罪」を往復書簡によって告白し合うことから始まりました。二人によると、往復書簡を重ねていくなかで、どこまで本当の自分をさらけ出すのか、否応なしに心理的な駆け引きが働いたと言います。相手に起こったことを受け止め、自分ではない存在との共通概念を探り当てる行為は、社会と自分の関係性を再認識すること。そこから相手の「身体の罪」を流転させて新たなエネルギーに変容させる循環を生み出していきました。
往復書簡の内容は鑑賞者には公開されません。古来より日本語には衝突や葛藤、緊張状態を解消するために「水に流す」という言葉がありますが、本展で二人の作家は互いの認知の境界線の波打ち際を行ったり来たりしながら、本来水で流されるべきかもしれない相手の懺悔を昇華させた作品群を作り上げます。それは聞いた側の反応であり、相槌であり、寄り添うことであり、許しなのかもしれません。
LOKO GALLERYでは、かねてよりコロナ禍において感染拡大防止に努めております。スタッフの検温、室内換気、消毒、密を避けることを徹底しております。皆さまには無理のない範囲でご高閲いただけましたら幸いです。