亀井昭伍コレクションより 古作こけし名品展

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会 期
20200128日 -  20200517
開催時間
10時00分 - 17時00分
入館は16時30分まで
休み
月(祝日は開館)
入場料
有料
一般300円(20名以上の団体は240円)/65歳以上・高校生以下は無料
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
カメイ美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
カメイ美術館
住所
〒980-0022 宮城県
仙台市青葉区五橋1-1-23
最寄り駅
五橋
電話番号
022-264-6543

詳細

展覧会内容

亀井昭伍コレクションの中から、戦前(昭和10年代)までに製作された、古作こけしと称される作品を展示します。

 こけし工人の作品が、その時代の風潮を反映するのは、ごく自然のことと思われます。
 文化・文政時代の発祥の頃は、ごく素朴な幼児の遊び道具としての形態だったと想像されますが、ろくろ技術の変革やこけし産地の風土などが加味され、全体的にこけしとしてのまとまりを形成してきたと推察されます。昭和3年の天江富弥氏の『こけし這子の話』によって全国にこけしが紹介されて、大人の鑑賞眼が意識されるようになりました。
 大正・昭和初期(戦前)までは、日本も東北もあまり豊かではないものの、こけしは、どちらかと言えばひなびた中に生命力あふれるものが多く、また、中には静かな憂いを秘めたものがありました。
 戦後、生活が豊かになるに従い、工人のこけしも明るく、華やかな表情や色彩に変わってきた様に感じます。そして、戦前の各系統別の伝承を受け継ぎ、新しい時代のこけし群となっていることは喜ばしいと思います。
 こけしを大別して、戦前の古作と戦後の現代作と云われます。こうして受け継がれたこけしの“こころ”が次世代の工人によく受け継がれ、世界に誇る“郷土人形”として発展することを願って止みません。

  こけしへの想い 亀井昭伍 私記②より『古作こけし名品録』

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