東京に生まれる。1924年、東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科を卒業。1927年、日本橋・丸善画廊で個展開催。1929年、日本の委任統治領であったパラオ諸島へわたる。滞在中は作品の制作に励む一方、周辺の島々を巡り、民族誌学的調査も精力的に行う。1931年から38年まではカロリン諸島中部のサタワル島に移り、島の人々とともに暮らした。1942年、帰国。同年、陸軍専任嘱託としてボルネオ調査団の民族班を担当し、北ボルネオへ行く。戦後は世田谷区豪徳寺の自宅でミクロネシアの人物や風景を主題とした木彫レリーフやブロンズ彫刻、水彩画の制作を続け、個展などで発表した。『パラオの神話伝説』(大和書房、1942年)、『流木』(小山書店、1943年)、『文化の果にて』(流星閣、1953年)をはじめ、ミクロネシアでの体験や調査に関する著書、詩集、さらに絵本も出版した。
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