開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
※毎週火曜は展示替えのため休廊
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クリエイター在廊 |
有
12月23日(土) |
入場料 |
無料 |
展覧会の撮影 |
可 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
アートスペース油亀
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒700-0812 岡山県
岡山市北区出石町2丁目3-1 |
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最寄り駅 | 岡山 |
電話番号 | 086-201-8884 |
日本家屋と聞いて、思い浮かべる名著がある。谷崎潤一郎の「陰翳礼賛(いんえいらいさん)」だ。
日本家屋がもつ「かげ」を称えたこの本を読むたびに、
我々は「かげ」の美しさに気がつかず、自ら放棄しているように思えてならない。
光がたえない室内。煌々と照らされた食卓。きらびやかな器に照明があたる。
電灯が生み出した人工的な「かげ」の世界。谷崎が称えた「かげ」とは真逆のものだ。
朝、昼、夕暮から、宵闇へ。太陽が移りゆくと同時に、
新たな「かげ」が生まれ消えていく様を目にすることは、もはや不可能なのか。
そんな一抹の不安を抱いていた頃、私はある皿と出会った。
陽の光にあたり、くるくると表情を変える。
つまるところ、それは「かげ」を纏っていたのだ。
皿の作り手は寺村光輔。栃木県益子の陶芸家だ。
彼は谷崎が称えた失われた「かげ」を超え、新たな「陰翳」の世界を我々に見せてくれるだろう。
■■■ 作品点数と内容 ■■■
新作の正角皿をはじめ、
益子の土から生まれた、日常使いの
マグカップやそば猪口、丼、片口、飯碗、
八角皿、浅鉢、深鉢、深小鉢、大鉢、
四方鉢、中鉢、麺鉢、小皿、中皿、大皿、角皿
オクトゴナル(八角皿)、オーバルプレート、
ピッチャー、花器など。
本展では寺村光輔が生みだした
1,000点を超える渾身作が一堂に会します。
※展示作品はすべて販売いたします。
※「油亀のweb通販」で、ウェブ通販も開催いたします。
■■■ 作品の魅力 ■■■
作品の特徴は、その雑味にある。
益子の土、それもあえて加工されていない
原土に近いものを使うのが、寺村光輔のうつわの特徴。
そのため、益子の土の個性がそのままうつわに現れる。
うつわの表面に出る黒い点などは、その一つ。
また、今となっては入手不可能といわれる幻の土、
寺山白土を作品に使用している。
そして、自然の恵みから生まれる灰釉(はいゆう)も、
寺村光輔作品の特徴の一つ。特に、林檎の樹の枝を燃やして
つくる林檎灰釉(りんごはいゆう)を試走した作品は、
独特の温かみを感じさせる、寺村光輔の大人気シリーズ。
手間のかかる工程を丁寧にやりとげていくことで、
うつわを使う人の気持に寄り添った作品を生み出している。
そのため、使い勝手は抜群。
一度買ったうつわの色違いを求めてやってくる人も多く、
日々のくらしの中で気持ちよく使い続けることができる。
■■■ 特別イベント(1) ■■■
「寺村光輔さんのお気に入り」
東京を拠点に活動するパティシエ、
「Pieni kuppe(ピエニクッペ)」さん。
厳選素材で丁寧に焼き上げたお菓子たちは
寺村さんも太鼓判の美味しさ&かわいさです。
会期中は、そんな心おどるお菓子たちを
数量限定で販売いたします。
注目すべきは、寺村さんの人気作品、オクトゴナルのお皿を
モチーフにした、本展限定の焼菓子!
ほかにも、クリスマスモチーフのクッキー、シュトーレン、ジャムなど。
ぜひご賞味あれ。
※数量限定につき、完売次第、終了。
Pieni Kuppe(ピエニクッペ)/東京
パティシエ。2012年より、イベント出店やオーダーメイドを中心に活動。
「朝ごはん、昼ごはん、おやつ」に食べたいパンと焼菓子をテーマに、
厳選した素材を使ってひとつひとつ手仕事で焼き上げています。
■■■ 特別イベント(2) ■■■
「クロージングパーティー」
12月23日(土)は、寺村光輔さんが在廊いたします。
最終日を翌日にひかえ、クロージングパーティを開催。
この日だけの特別なデリカテッセンとドリンクをご用意。
寺村光輔さんと一緒に、
美味しい料理を囲んで、楽しいひと時を。
みなさまのお越しをお待ちしております!
開催日時
12月23日(土)17:30 → 21:00
※自由入場。ご予約不要。
立食形式。
デリカテッセン・ドリンク それぞれ400円より。
協力:pieni kuppe(ピエニクッペ/東京都・焼き菓子の販売)
まみぱんストア(岡山市北区・デリカテッセンのケータリング)