開催時間 |
13時00分 - 19時00分
|
---|---|
休み |
月曜日,火曜日,水曜日
|
入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
|
この情報のお問合せ |
Yu Harada
|
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒162-0065 東京都
新宿区住吉町10-10 |
---|---|
最寄り駅 | 曙橋 |
電話番号 | 03-6555-2483 |
鹿野裕介は1992年岐阜県生まれ。2015年に明星大学造形芸術学部造形芸術学科を卒業しました。2013-2014年の「アンデパンダン展」/国立新美術館(東京)を皮切りに、2019年の「東京インディペンデント2019」/東京藝術大学陳列館(東京)、2021年の「中之条ビエンナーレ/やませ(神保家住宅)」 (群馬)、また同年には「Public Aortic aneurysm」/奥多摩町立せせらぎの里美術館(東京)において個展を開催し、その表現の幅を広げています。
鹿野は「身の回りの出来事」と「身の回りの出来事ではないこと」を繋ぐ作品を制作しており、そのため「±0」や「相殺」というイメージが自分の思考の近くをさまよっていると述べています。
本展において鹿野は以下のように述べています。「近年、私は赤丸シールに関連した作品を制作しています。このシールはギャラリーの商業性と公共性の狭間にある象徴のように感じられます。赤丸シールを使うことで「売れた=価値」を示し、価値の証明と理解を促してきました。しかし、価値は取引で決まるものではなく、個人や集団に所有されるモノや概念に発生し、それらの交換によって社会的に決まることに気づきました。所有がなければ価値は生まれないのです。
街を歩いてみると、住宅や車などほとんどの物体には所有者がいます。国に属する人類や土地に属する植物や動物も所有されています。完全な無主物は星くらいしか存在しません。人類が所有に執着する理由は、未来を肯定する思考にあります。未来を信じることで、時間や空間に合わせた所有が必要になるのです。
所有は生き抜くための手法であり、その変換手段がお金です。お金は交換のための道具であり、資本主義を生み出しました。ギャラリーは、買った商品を展示中に持ち帰らないという独特のシステムを持っています。これにより、所有の認識を促す場として興味深い存在であると言えます。
私はこのような空間で赤丸至上主義を掲げ、人々に私の作品を所有してほしいと願っています。なぜなら、私自身も所有したいものがたくさんあるからです。」
本展を是非ご高覧ください。