開催時間 |
12時00分 - 19時00分
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休み |
日曜日,月曜日,祝日
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
MIZUMA ART GALLERY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒162-0843 東京都
新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F |
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最寄り駅 | 市ヶ谷 |
電話番号 | 03-3268-2500 |
ミヅマアートギャラリーでは2024 年8 月28 日(水)より静謐で詩的な写真作品やインスタレーションで知られる山本昌男の個展「生物 ≅ 静物」を開催致します。
本展では作家が新たに取り組んでいるアンブロタイプ (ambrotype) という19 世紀の写真技法を用いた作品を発表します。ガラス板を支持体とし、濃度の高いコロディオン溶液を塗布した湿板方式の撮影により、美しく精細なガラスネガ作品が生まれます。それを黒い布に乗せると、精細なポジ像が浮かび上がるのです。薬品の塗り方によって見せる絵画的な表情や、印画紙とは異なる物質感もその魅力の一つです。
近年盆栽や木の根、路傍の石に向かい合ってきた山本は、それらのような世界の小さなひとかけら、あらゆるものに宇宙が宿っていることを見出しました。今回アンブロタイプの技法でガラスに映るのは、様々な生物(≅静物)により山本が描き出した絵画のような写真作品です。山本は次のように語っています。
身の回りのありとあらゆるものに、生命は宿るのかもしれない。
自然物だけでなく人工物にでさえ、息遣いを感じることがある。
“生きている”とは、一体、何だろうか?
言語化できるような明確な意味はないままに、好き勝手に、モノとモノを組み合わせていく。
それらのモノで空間が構築されて、そして、私は写真に置き換える。
その刹那的な絵の中では、生物が静物となり、また、静物が生物となったような気がした。
渡り鳥がどこまでも自由に大空を飛び回るように、私も、はっきりとした境界のない世界を漂っていたい。
本展は台座に一点ずつ展示したアンブロタイプによるガラス湿板写真を中心に、壁面にはガラス湿板を原板に用いたゼラチンシルバープリント、小展示室には様々なシリーズの中から選ばれた作品を展示いたします。ぜひこの機会にご高覧頂ければ幸いです。