SICF24 EXHIBITION部門 グランプリアーティスト展  クニト「焼成隕石」

《落ちてきた小さき部屋》(2016)cloth, FRP, ball, steel  photo: marc and porter

《落ちてきた小さき部屋》(2016)cloth, FRP, ball, steel photo: marc and porter

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会 期
20240510日 -  20240526
開催時間
11時00分 - 19時00分
入場料
無料
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
03-3498-1171(スパイラル代表)
情報提供者/投稿者
開催場所
Spiral Garden
住所
〒107-0062 東京都
港区南青山5-6-23 Spiral 1F
最寄り駅
表参道
電話番号
03-3498-1171

詳細

参加クリエイター

展覧会内容

宇宙から地球に粘土を落としてつくられる?壮大なアイディアの彫刻作品

スパイラルは、昨年5月に開催したアートフェスティバル「SICF24(第24回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」のEXHIBITION部門において出展クリエイター100組の中からグランプリに選ばれたアーティスト、クニトによる個展を開催します。
クニトは、陶芸を出自に持ち、樹脂や布、木材、ガラス、光といったさまざまな素材を用いて、彫刻やインスタレーションを制作しています。
グランプリ受賞作《Pillars of Creation》は、宇宙から地球に向かって粘土を落としたら、大気圏突入時の圧縮熱で焼成されて、このような造形が生まれるのではないかという想像をもとに作られたFRPの作品です。空気抵抗や重力による変形、熱による表面のガラス化などが考慮に入れられた作品は、その独創的な造形と、金属のようにも漆のようにも見える目新しい質感で観る者を圧倒します。
審査では、壮大なアイデアとそれを作品に仕上げるための高い技術や完成度などが評価され、グランプリ受賞に至りました。
本展では、スパイラルを象徴する円形の空間に、焼成された粘土が複数落ちてきたらどうなるか?という、かつてない規模の想像のもと、《Pillars of Creation》とKAIKA TOKYO AWARD 2020で入選した《落ちてきた小さき部屋》の旧作2点に、新作1点を加えたインスタレーション作品を展示します。

本展の見どころ

日本でも地域によってさまざまな粘土が採掘され、その土地ならではの焼き物が生まれるように、今回の制作では、異なる星の粘土がそれぞれ地球に落ちてきたら?という架空の設定のもと、インスタレーション作品を展示します。発泡ウレタンを使用する全長約6mの新作では、従来のFRP作品とは異なる想像上の焼き物としての表情や風合いをお愉しみいただけます。
クニトが、「趣味で陶芸教室に向かうかのように、人々は宇宙に上がって、粘土の塊を地球に落とすのです。地球には作品のような焼き物がたくさん転がっているのではないかと妄想を膨らまします」と語るように、誰もが宇宙に行けるようになった未来に、自分も焼き物をつくるとしたら?とぜひ、空想をめぐらせながらご鑑賞ください。

主催・協賛・後援

主催:株式会社ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
協力:株式会社中川ケミカル
グラフィックデザイン:WALTZ. LLC

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