展覧会内容

ACT主催版画グループ展「ACT PRINT PROJECT 5」

アートコンプレックスセンターとHANGA PRINTSが協力し、版画／写真など「プリント」のさらなる普及を目指して企画立てられたACT PRINT PROJECT。制作、展示、販売までの流れを簡略化し、作家とギャラリー間の連携を円滑に進めます。
より多くの作品を、よりたくさんの方の手に！魅力溢れる作品を楽しみにしております。

■ 会期
2020/3/3(火)-3/15(日)
11:00-20:00 ※月曜休館、最終日は18:00まで

■ 会場
The Artcomplex Center of Tokyo
160-0015 東京都新宿区大京町12-9 2F ACT5
TEL 03-3341-3253
E-mail info@gallerycomplex.com

■ webページ
http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT205/app.html

■ 出展作家
内山良子／大石照美／大森弘之／河村有佳／Ryoko Mary Kojima／小林文香／野瀬昌樹／安河内裕也／山口茉莉

■ ワークショップ開催
APPワークショップ「イースターBOXをつくろう！」

刷り損じの版画つかって、箱に張り子のように貼り付けて、世界に一つだけの素敵なイースターBOXをつくるワークショップです。

＜イースターBOXとは？＞
”イースター”には、”復活”という意味があります。刷り損じなどで作品になれなかったシートを活用し、
作品としての息吹を取り戻してあげるのです。

日 程：3月7日(土) 14:00-
参加費：1,000円／完成した箱はお持ち帰りいただけます。
持ち物：なし
サイズ：ポストカードが入るくらいのサイズの箱
申 込：[お名前／ご連絡先／参加人数] をinfo@gallerycomplex.comまでご連絡ください。

＝＝＝

■ 作家紹介
Ryoko Mary Kojima　
https://www.instagram.com/ryokomarykojima/

絵のイメージが閃き、手を動かし描いていくと、
情景や世界観、登場人物などの佇まい…
想像がどんどん膨らみ絵に表されていくのに夢中になります。

舞台のような異空間を演出する憧れにも似ているかもしれません。
道化風の人物は、装飾性と様々な感情を内包し、演者として登場します。

インクのグラデーションや重色による鮮やかな色彩、
金やパールの粉のラメ効果など華やかな画面つくりも意識しています。

鑑賞者が私の作品の世界に触れ、同時に想像を膨らませることで、
ひと時、意識を遊ばせて楽しんで頂ければ幸いです。

2007 女子美術大学絵画学科洋画専攻版画コース　卒業　
個展、グループ展、国内外の公募展で作品発表

イラストレーターとしても活動
2008-2013 アパレルブランド "BLACK PEACE NOW"（株ピースナウ）他

2013 / 2016 / 2018　個展　OギャラリーUP・S /東京

2007 第84回 春陽展　2点入選、賞候補（以降　'09入選）　＠国立新美術館 /東京
2011 第79回 版画展　入選（以降 ‘12‘17‘18‘19入選）　＠東京都美術館 /東京
2012 第8回 大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ　入選　＠大野城まどかぴあ /福岡
2014 第9回 高知国際版画トリエンナーレ　入選　＠いの町紙の博物館 /高知
2017 the37th Mini Print International of Cadaques（以降‘19）　＠Taller Galeria Fort /スペイン 他フランス・イギリス　各地ギャラリー巡回
2017 第7回 山本鼎版画大賞展　入選　＠サントミューゼ上田市立美術館 /長野
2018 刀根山光人記念美術館開館20周年記念「刀根山光人記念大賞展」入選　＠利根山光人記念美術館 /岩手　
2019 ACT PRINT PROJECT 4（以降‘20参加）　＠The Artcomplex Center of Tokyo／東京
　　　第18回 レッセドラ国際小版画展 /ブルガリア
　　　第10回リトルクリスマス-小さな版画展- ＠日本全国画廊・美術館で開催
2020 注目の若手作家三人展（仮題）　＠アートギャラリーミューズ /群馬

他、グループ展、イラスト仕事、多数

＝＝＝＝＝

安河内裕也　/　YASUKOCHI Hiroya
http://hiroyayasukochi.wixsite.com/the-artist-jp

私は日々の生活のなかで、自己を客観視することがよくあります。他人と私、社会の中の私、世界の中の私。ただどれも誇示できるものではなく、淘汰されるような焦燥感や敗北感です。そんな強固な囲いの中で、私はほんの一片の石塊にすぎません。踏みつけられても彼らにはその存在すら気付くことは無いでしょう。
しかしそんな私にも私にしかできない自己を表現することで、彼らに一石を投じることができます。私の巨大な作品群が彼らと対峙した時、一片の石塊はツブテとなり、深々と彼らに突き刺さるでしょう。私はその時に備え、巨大な作品群をただ作っているのです。

1985 山口県防府市出身
2005 福岡教育大学（初等教育教員養成課程・美術専修）に入学。
　　 （滝純一、中村隆に師事）
2010 国立東京藝術大学（美術研究科・絵画専攻・版画分野）に入学。
　　（東谷武美、作田富幸に師事）
2012 国立東京藝術大学を修了

◎展示歴
2014 安河内裕也 銅版画創作個展「0からの風景」/ GALERIE SOL / 銀座
2017 Sphinx 展-安河内裕也・河村有佳 二人展 / @The Artcomplex Center of Tokyo / 東京
2017/2018 ACT Print Project / @The Artcomplex Center of Tokyo / 東京
2018年　「魅惑のイマージュ - captivating image -」 明神睦美、目黒ミロ、安河内裕也 3人展　＠The Artcomplex Center of Tokyo／東京
2018 Graphic Project “Van Roey” / ベルギー

◎受賞歴
2012 第15回台湾国際版画ビエンナーレ(銅賞) / 国立台湾美術館 / 台湾
2014 第82回日本版画協会版画展(新人賞) / 東京都美術館 / 上野
2015 第4回バンコク国際版画素描トリエンナーレ(買上賞) / バンコクアート&カルチャーセンター / バンコク
2016 第84回日本版画協会版画展(準会員優秀賞-FY賞-) / 東京都美術館 / 上野
2019 第7回ガンラン国際版画ビエンナーレ(名誉作品賞) / 中国版画美術館 / 中国

＝＝＝＝＝

河村有佳　/　KAWAMURA Yuka

イメージとして捉えられる性は男女問わず今もどこかで消費されている。
実存の私たちよりも簡単に扱えることができるので、性的象徴はより過激に誇大されまたは細分化や変形をして消費されていく。そこに人間的な尊厳はなく、自慰するためだけの単純化されたイメージがある。性競争に敗北していく実存の人間たちの滑稽さと悲しさについて考えている。

1988.2.16生まれ
2010　女子美術大学　絵画学科洋画専攻　版画コース　卒業
2012　女子美術大学大学院　美術研究科　版画領域　修了
-2016　女子美術大学　芸術学部美術学科　洋画専攻　版画研究室専任助手
2016-2020　女子美術大学、相模原市立青陵高校　講師

2017
PICK UP THE PIECES 2017 @INEN GALLERY/日本橋
ACT PRINT PROJECT @The Artcomplex Center of Tokyo/信濃町
86,87,88展/同上
Sphinx-安河内裕也・河村有佳2人展-/同上 　　　版画の在る空間-現代版画と文化財建築- @旧田中家住宅/川口市

2018
ACT PRINT PROJECT @The Artcomplex Center of Tokyo/信濃町
徳の花会作品展@女子美術大学 相模原キャンパス Joshibi SPACE1900/相模原市
ACT ART COM ART&DESIGN FAIR 2018 @The Artcomplex Center of Tokyo/信濃町
2018 版画選抜展@銀座スルガ台画廊/銀座

2019
レスポワールディケイド展@銀座スルガ台画廊/銀座

2020
年明け展/ACT PRINT PROJECT / The Artcomplex Center of Tokyo/信濃町
Lespoir selection2008~2019展/銀座スルガ台画廊/銀座

＝＝＝＝＝

山口茉莉　/　Yamaguchi Mari
Instagram @mari_yamaguchi_works

主に、空想建築をテーマに制作しております。
これらの構造物は、過去の遺物然とした構造物ーモノリスであったり、
近未来からの幻影のようであったり、時間を揺るがすモチーフとなって表出するイメージなのです。

1983年 愛知県生まれ、神奈川県在住
2006年 女子美術大学卒業（卒制買上賞）
2007年 全国大学版画展（買上賞）
2008年 女子美術大学大学院修士課程修了
2008-2011年　女子美術大学 版画研究室専任助手 他
2014年 JADE BOOKBINDING STUDIOにて製本研修（イギリス）
2012年-現在　女子美術大学非常勤講師、他

2008年
女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻版画研究領域 修了
2011年
個展 シロタ画廊 /東京
2012年
個展 OKUDA Art & Craft /埼玉
2015年
個展 JINEN GALLERY /東京
2016年
個展 JINEN GALLERY /東京
個展 galerie TURM /秋田
2017年
ACTアートフェア/ JINEN GALLERY /新宿
2018年
ART FAIR ASIA FUKUOKA 2018 / みさき画廊 /福岡
個展 JINEN GALLERY /東京
個展 gallery sora /静岡
2019年
ART FAIR ASIA FUKUOKA 2019 /福岡
個展 みさき画廊 /大分
個展 JINEN GALLERY /東京

＝＝＝＝＝

小林文香　/　KOBAYASHI Ayaka
https://warayagi.exblog.jp/

木版画作品の一つ一つを、静かな祈りを込めて摺り上げています。
見る人の心やすらぐ、生活の中にある幸せのひと欠片となれたら幸いです。

1987年 山梨出身
2010年 女子美術大学 卒業
2012年 女子美術大学大学院 修了

2017年
【個展】小林文香木版画展　ギャラリー三彩洞　甲府
【個展】静かな音をみる展　福沢一郎記念館　世田谷
【グループ】Little Christmas 2017 小さな版画展　全国39画廊

2018年
【個展】祈りのカラフル展　iGallery DC　石和
【グループ】遠藤竜太・小林文香展　ギャラリー三彩洞　甲府
【グループ】Little Christmas 2018 小さな版画展　全国34画廊
【個展】木版画とコラージュ展　ギャラリーみるめ　調布

＝＝＝＝＝

大森弘之　/　OMORI Hiroyuki
Facebook - https://www.facebook.com/hiroyuki.omori.9
Instagram - https://www.instagram.com/hiroyuki__omori/

私たちは何者で、どこから来て、どこに行くのか。あらゆる情報が無作為に飛び交い、科学の進歩が急速に進むこの時代に私は何を描こうとするのか。モノの本質をみつめること。コトの出発点を妄想すること。変動する物事の中で不変的・普遍的なものに目を向けること。目に見えない力の存在を描いた絵が今必要なのだと生意気にも描いている。今回展示する作品は、球体による抽象表現をさらに追求したものに加えて、「シルエット」をキーワードにすえた新たな展開を試みる。

1991年　茨城県生まれ
2014年　東北芸術工科大学　芸術学部版画コース　卒業
2016年　東北芸術工科大学大学院　芸術工学研究科洋画研究領域　修了
現在　　日本版画協会　準会員
　　　　プリントザウルス国際版画交流協会　会員

《最新》
2019年
「東北の蕾　ピュシスよりⅣ」養清堂画廊／東京
「ACT PRINT PROJECT 4」The Artcomplex Center of Tokyo／東京
「日本版画協会　第87回版画展」東京都美術館／東京
「The Fifth International Mezzotint Festival」Ekaterinburg／ロシア
「6 Artist」養清堂画廊／東京
2018 年
「FACTORY」　Gallery SHIMIZU／神奈川
「第62回　CWAJ現代版画展」ヒルサイドフォーラム／東京
「版は異なもの味なもの」The Artcomplex Center of Tokyo／東京
「SELECTED 3」　養清堂画廊／東京
「ACT ART COM art&design fair 2018」　The Artcomplex Center of Tokyo／東京
「『香りに誘われて・・・』展」　養清堂画廊／東京
「WONDER SEEDS 2018」　トーキョーアーツアンドスペース本郷／東京
「『夢の始まり・・・』展」　養清堂画廊／東京
「東北の蕾　ピュシスよりⅢ」　養清堂画廊／東京
2017年
「第10囘高知国際版画トリエンナーレ展」　いの町紙の博物館／高知

＝＝＝＝＝

大石照美　/　OISHI Terumi

私が制作に向かうとき、私自身との繋がりを強くイメージ出来る人物を思い浮かべ、手を動かしています。その人物と私の関係性をイメージしながら画面を構成し、関係性のなかに行き交う感情を色彩に置き換え、色をのせています。構成された画面の線は、その人物との間を取り巻く空気感、色彩においては人物に対しての情感を、表現したいと考えています。
そうして生まれる作品は、私と制作時にイメージした人物との繋がりが可視化された『境界』に似たものだと感じています。

1988年 東京生まれ
2011年 和光大学卒業
2013年 女子美術大学大学院修士課程美術専攻版画研究領域 修了

2013年
「日本版画協会　第80回版画展」東京都美術館　上野
「女子美術大学大学院修了作品展」シロタ画廊　銀座
2014年
「個展」Oギャラリー 銀座
「日本版画協会　第82回版画展」東京都美術館 上野
2015年
「個展」Oギャラリー 銀座
2016年
「日本版画協会　第84回版画展」東京都美術館上野
2017年
「個展」Oギャラリー 銀座
「日本版画協会　第85回版画展」東京都美術館上野
2018年
「日本版画協会　第86回版画展」東京都美術館上野
2019年
「日本版画協会　第87回版画展」東京都美術館上野

＝＝＝＝＝

内山良子　/　UCHIYAMA Ryoko

植物が好き……
だけどマンションのベランダは狭すぎて
お日様の光も短くて。
だから頭の中で自分だけの植物を育てた。
想像の土壌は豊かで、嘘八百の水は尽きず。
そうして誕生した空想植物たち。
せっかくだから……
木版画にして愛でましょう。

1979年 横浜に生まれる
2003年女子美術大学 卒業
2005年女子美術大学大学院 卒業
現在
日本版画協会 準会員
春陽会 会員
プリントザウルス国際版画交流協会 会員

2008年 内山良子/OUTSIDE OVER THERE/OKUDA Are & Craft/埼玉
2011年 内山良子の木版画/ OKUDA Art & Craft/ 埼玉
2014年 内山良子木版画展/SAN-AI GALLERY/東京
　　　　内山良子木版画展/誠文堂/神奈川
2015年 国際青年版画交流展/国立台南生活美学館/台湾
2016年 空想植物「ざわざわ」/汐花/ 東京
2017年 2人展「monochrome」/誠文堂/神奈川
　　　　2人展「想像の…」/Gallery ジ・アース/神奈川
　　　　版画のある空間/旧田中邸/埼玉
　　　　内山良子木版画展/MBmore/台湾
2018年 2人展「版画Drops」/TURM/秋田
2020年　空想植物図鑑－ざわざわざわ－/汐花/東京

＝＝＝＝＝

野瀬昌樹　/　NOSE Masaki

自然と人の関わりをテーマとして、近年は狼信仰に着目し、制作しています。
他にも民俗学や東北の稲の干し方から着想した精霊のシリーズ、大学時代から描いている「きりかむろ」シリーズも同時に制作しています。

1985年　埼玉県生まれ
2012年　東北芸術工科大学大学院洋画領域版画修了
現在：日本版画協会準会員

2008年　第4回山本鼎版画大賞展「優秀賞」(長野)
　　　　第7回高知国際版画トリエンナーレ(高知・9回、10回)
2009年　第34回全国大学版画展「収蔵賞」(東京)
2010年　あおもり国際版画トリエンナーレ2010(青森県)
2015年　中之条ビエンナーレ2015(群馬県中之条町)
2015年　Contemporary Japanese Printmakers　（Davidson galleries/米国　2017年も）
2018年　Lupoの旅・野瀬昌樹個展(ギャラリーオル・テール/東京)
　　　　 Premio Leonardo Sciascia amateur d'estampes Ⅸ Edition 2018-2019 (イタリア)
　　　　 想像された狼たち（武蔵御嶽神社・神楽殿/東京）
　　　　 第86回日本版画協会展「B部門奨励賞」（東京）
2019年　-狼に導かれて-野瀬昌樹個展(chaabee/東京)

関連イベント

APPワークショップ「イースターBOXをつくろう！」

刷り損じの版画つかって、箱に張り子のように貼り付けて、世界に一つだけの素敵なイースターBOXをつくるワークショップです。

＜イースターBOXとは？＞
”イースター”には、”復活”という意味があります。刷り損じなどで作品になれなかったシートを活用し、
作品としての息吹を取り戻してあげるのです。

日 程：3月7日(土) 14:00-
参加費：1,000円／完成した箱はお持ち帰りいただけます。
持ち物：なし
サイズ：ポストカードが入るくらいのサイズの箱
申 込：[お名前／ご連絡先／参加人数] をinfo@gallerycomplex.comまでご連絡ください。