鈴木潤は、ポップな線描を特徴とした現代アーティストです。
陶芸家の父の影響から幼い頃から様々なアートに触れ絵を描き始めました。
[ステートメント]
ドクロくんというキャラクターを通して死生観をテーマにした作品を制作しています。幼い頃見たレコードジャケットに描かれたスカルの絵から影響を受けスカルをモチーフにする作品をよく描く様になりました。
大人になり本格的に絵を描く活動を始めてからも私の作品に密接に結びついた存在だったのですが、コロナ禍から自分の描く死のイメージを纏うスカルというモチーフに違和感を覚えるようになりました。以前から描いていたスカルをモチーフにした作品が次第に不安や暗いイメージとして頭の中で捉えるようになり、自分自身の絵が嫌になったのもこの頃が初めてでした。このままではいけないと感じ、生死感と向き合う制作を続けていく中で、死を考える事は生きる事を必死に考えているんだと気づき、漠然とした不安から抜け出す事ができました。
それからはスカルを描くことをポジティブに捉えたいと思い、骸骨の顔で、生身の体、生と死の振り子が混在している(ドクロくん)が誕生しました。ポジティブな思いを込めた作品を、現在、未来の人に届けたい。そうして、きっとポジティブな思いは繋がっていくと信じています。
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