新留直人は、日本人の父とフィンランド人の母を持つフィンランドを拠点にするデザイナー。
幼少期を鹿児島で過ごした後にフィンランドへ渡り、ヘルシンキ芸術デザイン大学(現アアルト大学)で、インテリア建築・家具デザイン学部、
ファッションデザイン学部の異なる二つのコースを専攻し2000年に卒業。
その後デンマークのKOMPLOT DESIGNで、家具のディテールやメカニズム設計を担当する。
ファッションでは、2002年フィンランドの若手ファッションデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
後にフリーランスデザイナーとしていくつかのコレクションをMARIMEKKOやNANSOで発表しました。
他にもコスメブランドのイメージデザインや小型のプレファブコテージのデザインなども手掛けており、
幅広い活動が評価され2008年には、ヤングデザイナー・オブ・ザ・イヤーを陶芸家のナタリー・ラウテンバッハーと共に受賞。
家具デザインではAVARTEの『KIMONO』チェアなどを手がけています。
近年はスタジオ制作の陶器作品などもを発表し、陶器と木材を融合させたクラフト的なアート作品はその造形とディテールの繊細さが認められ、
フィンランド政府のアートコレクションに選定されました。
素材の美しさを活かすことに専念し、技術が与える可能性を常に探求、伝統に敬意を払い、ジャンルに拘らず革新性と親和性が共存する創作活動を目指して活動しています。
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